山行記録 2016年  No.09
6月4日(土) 日帰り山行

西上州 諏訪山 一般ルート

アクセス・コースタイム
 
6/4(土)
電車:高砂駅[5:35発]−西武池袋駅[6:34着](597円)
車 :トヨタレンタリース[7:00発]−関越−下仁田IC−
   −平浜登山口 駐車場[9:50着]
徒歩:平浜登山口[10:00出]−平浜鉱泉跡[10:05着]−
   −堰堤[10:15着]−尾根[11:15着/11:30発]−
   −湯ノ沢の頭[11:33着]−避難小屋[12:15着]−
   −開けた尾根[12:25着]−三笠山[12:45着/12:55発]−
   −諏訪山[13:13着(昼飯)13:30発]−三笠山[13:50着]−
   −避難小屋[14:05着]−湯ノ沢の頭[14:35着]−
   −平浜登山口 駐車場[15:35着]
電車:平浜登山口 駐車場[15:40発]−練馬[18:45着]
   −西武練馬駅[18:50発]−高砂駅[19:50着](597円)
 

 
 小暮さんから300名山の山、西上州「諏訪山」の誘いがあった。
ヤマレコをチェックすると、岩あり、ロープありと楽しそうな山だ。
エントリーし、集合場所の練馬のレンタカー店に集合した。
 矢原から関越に入り、ナビに任せて登録した「浜平温泉」を目指しレンタカーを走らせる。途中、「藤岡JC」を通り越し、高速を乗りなおす失敗があった。
 
 登山口から「湯の沢の頭」までは、沢沿いの路。徐々に高度を稼ぎ、風が心地より尾根に出る。
 「湯の沢の頭」から「避難小屋」までは、露岩とヤマツツジの尾根をアップダウンしなが進む。時々、視界が開け、気持ちのより尾根歩きができた。
 「避難小屋」を過ぎると高山の雰囲気になり、シャクナゲやドウダンツツジや、ツガが多くなり、岩場にはロープが掛かり、ハシゴも3か所あった。
 「諏訪山」は展望がないが、手前の「三笠山」は、360度の展望。登った感満天の山だ。
 帰り、日帰り温泉を楽しみにしていたが、レンタカーの返却を考えあきらめた。
 「諏訪山」は、秩父の「南天山」や「赤岩岳」「両神山」に近く、バリエーションで歩いてみたい山域だ。
 
 
草原の駐車場の車を置き、早速歩き始める。
登山口には仮設のトイレが常設においてある。
中はきれいだった。(管理されている方、ありがとうございます。)

 
一旦、沢に下る、手前には「虎王神社」の朱色の鳥居がある。
「大神楽沢」に掛かる小さな橋を渡り尾根の端部を「湯ノ沢」に回り込む。
 
沢に沿った路を歩くと、ふいに旧浜平鉱泉の廃屋が現れる。
か細い柱が、今にも倒れそうだ。

 
沢沿いには、配管が走っている。どうやら源泉からの引き込み管のようだ。
途中、柵がされたところと、つながっていた。

 
15分歩くと堰堤に着く。

 
花の時期は終わり、フタリシズカが地味に白い花をつけ咲いていた。
沢床は暗く、きれいな沢とは言えないが、新緑と木漏れ日が初夏の気持ち良い山行にさせてくれる。

 
更に5分程で、沢に小さな釜が見られる。路には杉の間伐材で作ったハシゴが掛かっている。

 
沢沿いの路は、所によりガレて崩れかけた細いところもある。
 
歩き時初めて1時間、沢は苔むした枯沢に変わる。
このあたりから傾斜がきつくなり、ジグザグに斜面を登る。そして汗が噴き出る。
路の脇にはハシリドコロが増え、唐松の林に変わる。

 
15分頑張ると尾根に出る。吹き抜ける風が心地よい。

 
少し休んで先に進む。
あたりはブナとアシビが多くなる。
3分ほど歩くと「湯ノ沢の頭」に着く。
そこには、奈良から来たご年配の5人パーティーが休んでいた。
うち3名は300名山を目指しているそうだ。ご苦労様です。

 
この先は、快適な尾根歩き。
ブナやミズナラ、カエデやケヤキ。
そして淡い朱色のヤマツツジが満開だった。
路はしっかりしていて危険な所もない。
時々現れる露岩が目を楽しませてくれる。

 
 
 
「湯ノ沢の頭」から約40分。避難小屋に到着。
建物はかろうじて建っているが、壁と屋根のナマコ板は一部無くて、泊りには使えない。
 
 
ここからは、少し高山の雰囲気が感じられる登山道に変わる。
シャクナゲやモミ、ドウダンツツジやコメツツジが多くなる。
新緑は眩しいくらい。数はないが、サラサドウダンが満開で、ツウトンカラーの花が地面に沢山落ちていた。
 
避難小屋から10分ほどして開けた尾根に出た。
ここから、「三笠山」の岩場が見える。
さあ、これから、お楽しみの岩場が始まる・・・・。(^^♪

 
そして、東の展望。「張付山」方面。

 
歩き始めるとすぐにロープが掛かったところに出るが、さほど危険ではない。
 
小屋から15分、アルミのハシゴ、登場。
二段、掛けられていて、かなり切り立っているが、左右に樹々があり、怖さはない。

 
ハシゴを登ると、視界は開け、歩きて来た尾根が見える。

 

 
その先、気持ちの良い露岩を通過すると、正面に「三笠山」別名「ヤツウチグラ」の岩峰が見えてくる。
墨絵ような露岩と松が、なんとも言えない雰囲気を醸し出している。

 
一旦、岩場を下り、ロープが掛かる岩場を進む。気持ち良〜い。

 
「三笠山」への登りは、右に巻きながら、カラマツの落葉を踏みしめ進む。
左手の岩壁は、理科の教科書に出てきそうな、湾曲した割れ目が素晴らしい。
鉄製のハシゴを1つクリアーして、開けた感じになると山頂は近い。
 
 
最後の斜面にもロープが掛かっていて、抜けると木造の祠が現れる。
12時45分、「三笠山」1430mに到着。(登山口から、2時間45分)
ここは、360度ビュー。空は快晴ではなかったが、遠くの山々まで見渡せることが出来た。

 
東の展望(帰りに撮影)

 
西の展望(帰りに撮影)

 
「諏訪山」に向かって一旦下り始めるとすぐ5m程の岩場に出る。
ロープも掛かっているが、スタンスもホールドもあり、使わずに下れる。

 
下ると平坦な樹林帯の尾根になり、2回急登を超える。
途中、一枝だけ花を付けているシャクナゲを発見。よかった。
 
 
最後の登りを超えると山頂の標識が見えてきた。
手前に三角点の石標と石の祠があった。

 
13時13分「諏訪山」1449.6mの山頂に到着。
周囲はブナやモミ、アシビはシャクナゲに覆われ、展望はない。

 
南東に伸びる尾根を偵察すると、藪はなく、尾根沿いに薄い踏み跡が見られた。
いつか、その尾根をたどってみたい。
 
山頂に戻り、軽く昼食。
13時30分に下山開始。
 
下りながらロープの本数を数えてみた。16本あった。
他にアルミのハシゴが2台。鉄はハシゴが1台。
そして、ツツジを愛でながら歩く。

 
「湯ノ沢の頭」まで1時間5分。さらに駐車場まで1時間で下ってきた。
駐車場のトイレの脇にマタタビの蔓を見つけたので少しもらってきた。
 
日帰り温泉「平浜温泉 しおじの湯」に寄りたかったが、レンタカーの返却時間を考えやめた。
案の定、関越は渋滞。練馬に着いたのは6時半を回っていた。
上野村では、テレビで見た「子宝うどん」の店を見つけた。

 
途中、川の駅で、地元のキノコ(ナメタケ、ヒラタケ、キクラゲ)を買った。道の駅オアシスでは、ツルナと、「とらおのパン(330円)」を買った。
 
 
【編集後記】
 
「西上州」の山。岩場が多く、登って楽しい。
しかし、アクセスが・・・・。
 
 ( ^^) _旦~~  
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