山行記録 2016年  No.19
11月6日(日) 日帰り山行

奥多摩 榛ノ木尾根から山ノ神尾根 バリエーションコース

アクセス・コースタイム
 
11/6(日)
電車:高砂駅[4:45発]−JR神田駅−立川駅経由−奥多摩駅[7:30着](1242円)
バス:奥多摩駅[7:45発](峰谷行き)−梅久保バス停[7:56着](350円)
徒歩:梅久保バス停[8:00出]−イソツネ山ルート528mポイント[8:15着]−
   −露岩の下[8:50着]−イソツネ山[9:10着]−山ノ神[9:48着]−
   −沖ノ指山[10:04着]−棒ノ木尾根の尾根に出る[10:30着]−
   −六ツ石反射板[10:27着]−水道局の赤杭があるコブ[10:40着]−
   −トオノクボ道標[10:41着/11:05発]−
   −棒ノ木尾山1364m[11:15着]−長尾ノ頭[11:18着]−
   −生首[11:24着]−六ツ石山1478.9m[11:36着(昼飯)12:05発]−
   −狩倉山1452m[12:18着]−山ノ神尾根を下る−小菅山[13:35着]−
   −廃寺[14:15着]−舗装道[14:37着]−大沢バス停[14:50着]−
バス:大沢バス停[15:00発](奥多摩駅行き)−奥多摩駅[15:17着](260円)
電車:奥多摩駅[15:27発]−(ホリデー快速おくたま2号)−神田駅[17:09着](165円)
   −高砂駅[17:48着]
 

 
「石尾根縦走コース」に沿ったバリコースもいくつか歩いてきたが、そろそろ紫色のコース(熟達者向け)が少なくなてきた。
「棒ノ木尾根」も「山ノ神尾根」も標高の高いところでは景色も良く、気持ちの良い山様だった。
 
 
バス停を下りたのは自分一人。
少し肌寒いが、歩き始めればすぐに暑くなるので我慢する。
 
8時出発。トンネルの左手を少し下り、墓地の脇を通って尾根に向かう。

 

 
小さな祠があり、露岩の上に上がると尾根に出る。
早速、急登が始まる。浮石が多い。
15分程登ると528mのポイントに着く。
 
更に杉林の急登。ストックを出しじっくり登る。
朝から消防車のサイレンがけたたましく鳴っている。
 
8時50分、標高720m付近で露岩の下に着く。
この先、標高750mを過ぎるとモミノキの大木が多くなる。
左手(西)面は杉林。右(東)面は雑木林が広がる尾根。
広い尾根に変わり、傾斜も和らぐ。
右手の林の間から「石尾根」が見える。
 
9時10分、「イソツネ山」846.2mの山頂に到着。
木製の標識と三角点の石標がある。
但し、展望は良くないが、左(南)側にダム湖が見える。

 
尾根沿いに進むと、右(北)には、紅葉の「石尾根」、手前にはススキ。良い景気だ。

 
左(西)には杉林、右(北)にはススキを境に露岩が並んでいる所に薄い踏み跡がある。
少しヤブが続く。大きな露岩は右を巻く。
その先は杉林の中、なだらかな登りが続く。
 
その先を少し下りになり、右奥に青い屋根の民家が見える。
ここが有名な、株で儲けたという方の家か。

 
その先はススキの中に古い路があり登るが、徐々に獣道と見分けがつかなくなる。
ススキが終わった所で、左の杉林の中に、しっかりした踏跡が現れる。
どうやら右に行き過ぎたようだ。
杉林を少し進むと「山ノ神」の祠に着いた。9時48分。

 
この先、路はしっかりしている。
杉林を登ると炭焼き窯の跡がある。
「沖ノ指山」の手前には巻き道があるが、ここを山頂へ向かう。
10時4分、苔むした露岩が散らばる尾根上の山頂に着く。
景色はないが、栗や楢の紅葉と秋の木漏れ日が美しい。

 
露岩の尾根を進むとまた杉林に当たり、また古い路に合流する。
 
10時30分、杉林の急登が終わり、なだらかな尾根に出る。
そこは、「二者分収育林地境界木」「(財)東京都森林整備公社」と書かれた標識があった。
 
そこは、尾根上ににはブナ、右(北)側「石尾根」が見える美尾根だった。

 
足元の草を踏みながら登ると10時27分、「六ツ石反射板」に到着する。
左(南)の杉林は、電波の通り道にあたるのか、きれいに杉が伐採され、ダム湖が見える。
尚、この反射板は「東京都交通局」が昭和33年に作られたものだ。

 

 
少し急登を登ると「水道局」の赤杭 No158が立つコブに出る。
この辺りで標高1175m。
カラマツ、ブナ、モミジ、紅葉がきれいな美尾根は、この後も続く。

 
標高1250mまで美尾根を登ると、広い草原に出る。
その付近の松の木には、鋭いひっかき傷があり、熊の爪とぎとわかる。
焦って笛を吹く。周囲を見るが熊棚はなかった。

 
11時少し前、一般道の「水根〜六ツ石山コース」の合流点、「トウノクボ道標」に着く。
しっかりした木製の道標だ。
数名の登山者が日帰りなのに大きなザックを下ろして休んでいた。
ここで、おにぎりを1つお腹に入れる。

 
ここからの路は広い。

 
10分程進むと尾根沿いのピーク「棒の木尾山」1364mtに着く。
山頂らしくないなだらかなピークだ。
続いて「長尾ノ頭」。ここも山頂らしくないピークだ。
山名標識はないが、「水道局」の赤杭がある。
そして右手(東)の景気は良い。

 
「生首」を通過し、最後の登りを過ぎると視界が開け、青空が広がる。
11時36分、「六ツ石山」1478.9m山頂に到着。
山頂は広く、明るい。

 

 
西側の眺望が良く、「南アルプス」「白根三山」と「千丈、甲斐駒ヶ岳」が薄っすら雪化粧しているのが見られる。

 
「鷹ノ巣山」「芋ノ木ドッケ」「二軒小屋尾根」も見える。
ここで残りのおにぎりを平らげ、12時過ぎ、下山する。
 
10分程で露岩の見えるコルに着く。「小松ケタワ」だ。
ここには、オレンジ色に色付いたモミジがきれいだ。

 
縦走路を外れ「狩倉山」1452mの立つ。
山頂には苔の生えたコンクリート杭が立っている。
近くの杉の樹には、「東京農業大学演習林」の標識があった。
 
12時20分、「山ノ神尾根」を下る。
最初、方角を間違え右に下るがすぐに気づき戻る。
バリコースは、下りと広い尾根が難しい。

 
正規のコースに戻り、小さなコルを右に下る。
2つ目のコルには、山ぶどうの蔓が沢山あった。
ナラ、クヌギ、ブナ、モミジと紅葉がきれいだ。
左手(北)には遠く「長沢背道」が見える。

 
標高1200m付近で右手、檜の中のトラバース路に入る。
(守屋さんの地図にトラバース地点と書かれている。)
 
標高1050m付近では右手に曲がる。
1時間15分して「小菅山」989mに到着。
山名標識はなく、赤杭だけがある。
 
その先、杉林の急な下りになる。
尾根の右寄り(南側)を歩きすぎたせいで、守屋さんの地図にある露岩と楕円石は見つけられなかった。
広い尾根なので地図読みしながら下る。踏跡は薄いが杉林の中に路はあった。
 
かなり下ってきたところで、建物の跡地が現れる。そこが「廃寺」だ。
その下には、木造の建物(お寺か?)があり、そばに大きな銀杏の木があって、路が臭くなるほど銀杏が沢山落ちていた。

 
その近くには「三界満石」と書かれた石碑がある。
その下には、民家のための大きな貯水槽があり、貯水槽の下まで来たら左に下る。
 
「迦藍神社」の前を通り、民家の脇の石段を下ると舗装道に出る。
少し戻り(右に戻り)、ショートカットできる脇道があり下る。

 
民家の脇のジグザグに下ると脇道は沢(日原大沢)沿いになり、また舗装道にでる。
バス通りまで歩き、14時37分、「大沢バス停」に到着。
バス停前には万屋があったが、既に店は畳んでいて、自販機だけがある。
近所の人は、落葉掃除していた。
駅まで歩いても30分だと言うが、バスを待つことにした。
15時ちょうど、駅行きのバスに乗り帰路についた。
 
 
【編集後記】
 
今日もバリルートでも、人に会わなかった。
 
 ( ^^) _旦~~  
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