山行記録 2017年  No.3
2月25日(土) 日帰り山行

日光 黒岩 1913m 一般コース

アクセス・コースタイム
 
2/25
電車:高砂駅[5:53発]−牛田駅[6:13発](株主優待券\850)
    −途中、南栗橋駅で乗換え−
    −東武日光駅[8:16着]
バス:東武日光駅 清滝行き[8:27発]−西参道バス停[8:35着](\310)
徒歩:バス停[8:40出]−行者堂[9:00着]−林道[9:25着(一本)9:30出]−
    −殺生禁断石[9:40着]−稚児ヶ墓[10:10着/10:15出]−
    −水場分岐[10:45着/10:50出]−白樺金剛[11:20着]−
    −露岩[11:50着/11:55出]−八風[12:37着]−
    −落葉松金剛[12:50着]−黒岩[12:55着/13:15出]−
    −北側のコル[13:25着]−露岩[14:00着]−
    −水場分岐[14:30着]−稚児ヶ墓[14:45着]−
    −殺生禁断石[15:11着]−林道[15:15着]−行者堂[15:30着]−
    −西参道のトイレ[15:40着(パッキングし直し)15:50出]−
    −神橋[16:05着]−東武日光駅[16:20着]−
電車:東武日光駅[16:31発]−京成高砂駅[19:30頃着](株主優待券\850)
 

 
今年春には「大佐飛山」「毛猛山」に登る予定を山田さんと打合せ、それを目指してトレーニングを開始したものの、前回の「白根山」では、足がつってまさかの途中敗退に少々へこんだ。
そこで今回、朝は遅い出発にして寝不足を回避。他に、ピッケルをストックに。皮の登山靴から軽い軽登山靴に変更して臨んだ。
コースはトレーニングを目的にしたので、既に登ったことがあるが長距離・雪山の条件で日光の「黒岩」を選んだ。
雪は少なかったが、アイゼン、ワカンの試し履きでき、なにより足がつることなく登れてホットした。
 
 
前回、敗退の要因として体力不足はもとより、寝不足が考えられる。
そこで今回は始発電車へのこだわりを捨て、いつもより1時間遅い電車にした。
 
5時53分、地元の駅を出発して、8時25分、「東武日光駅」に到着した。
時間を遅くしたおかげで区間急行に乗れたため、乗り換えが1回少なくできた。
「日光」の山々は白い雪をまとっている。
雪の登山を楽しめると思うとウキウキする。

 
行きだけはバスに乗って「西参道バス停」で降りる。
ストレッチをして8時40分出発。
「二荒山神社」を通過し、ひっそりとした「行者堂」に着く。
ここから山道に入る。霜柱を踏みながら歩くと、このあたりから少し汗ばむ。
45分歩いて林道に出る。ここで一本。風もなく穏やかな日だ。
 
檜林に立つ「殺生禁断石」を過ぎ10分程進むと、熊笹が生い茂るダケカンバの林に出る。
雲は出ているが晴れ間の方が多い。絶好の登山日和だ。
進むにつれ、「男体山」や「黒岩」「赤薙山」の白い山頂が見えてくる。
「稚児ヶ墓」の少し手前から雪の路になる。
 
林道から45分、「稚児ヶ墓」に着く。ここで一本。
ここまで快適に進んだ。
この先、一旦檜林に入るが、そこを抜けるとダケカンバと熊笹の広い斜面になる。
左手には白い縞々の「男体山」が見える。
もっと積雪があれば橇遊びができるところだろう。
路は踏み固められるせいか、この先も雪が残っている。

 
30分歩いて「水場分岐」に着く。
振り向くと「鹿沼」方面の山々から、「白根山」「男体山」が良く見える。

 
その先10分ほど進むと落葉松林に入り、一面に雪になる。
葉が落ちた落葉松林に一面の雪。雪山最高!
雪質はさらさら、積雪は5〜10cm程度。時々壺足になる。
徐々に傾斜がきつくなる。

 
落葉松林を25分程歩いて「白樺金剛」に着く。
更に15分程進んだところで壺足も疲れてきたので、せっかく持ってきたワカンを付ける。
付けた途端、壺足解消。効果てきめん。快調に雪面を進む。

 
「水場分岐」から約1時間。落葉松林が少し開けて露岩が出ている場所で4人パーティーに出会う。
自分より年配の方々で、日帰りで「黒岩」を落とし、下山途中とのこと。
「ワカンはいらないよ〜。」って。
 
確かに、この先は雪が薄かったが、尾根に出る直前の落葉松林は吹き溜まりで、ワカンの効果増大。楽しかった。
 
「露岩」から15分程で尾根に出る。
風のせいか、日当たりのせいか、雪はほとんどなく、ここでワカンを外す。

 
勾配は徐々にきつくなり溶岩の露岩が増えると「八風」は近い。
「八風」は地名のとおり風が強いと見え、樹木も少ない。
その先に、「黒岩」を巻くルートとの分岐に着く。
左を進めば、「黒岩」の岩だらけの西斜面をトラバースして「北側のコル」に出られる。
尾根沿いに進めば「黒岩」の山頂に進む。
左手には、「女峰山」と「赤薙山」の間の赤い岩壁が見える。
右手には、「赤薙山」と南に延びる無名のヤセ尾根が見える。
この尾根にはいつか登ってみたいと思っている。
 
尾根沿いに進み、「落葉松金剛」の標識を通過すると山頂は近い。
 
尾根から45分、12時55分、「黒岩」1913mの山頂に到着。

 
山頂はそれほど広くなく、三角点の石がある。
風はそれほど強くなく、景色は360度。景色は最高!
「前女峰」から「赤薙山」の尾根は、南側の「雲竜渓谷」へ真っすぐ切れ落ちている。
その岩壁は、溶岩が何層にも積み重なって赤と黒の縞模様を作っている。
そこに白い雪が張り付き、雪山の雰囲気は十分だ。

 
山頂はさすがに気温が低く、シャッターを切る指が冷たい。
昼飯を食べ20分後、「北側のコル」に向け下る。
 
下りは浮石がごろごろした斜面で慎重に下る。
ここのコルは、北には「雲竜渓谷」。南はV字の谷の先に「鹿沼」の山々が見えて、好きな場所だ。

 
「黒岩」の西斜面、ゴーロのトラバースは浮石が多く、溶岩の砂がスリップしやすい。
尾根まで出ると、後は同じ道を下る。
下りは景色を楽しいながら歩けるので気持ちが良い。

 
下りではワカンを使わず、タッタカ下る。
 
「西参道」のトイレで雪山の装備を仕舞う。
駅まで歩くが、途中、コンビニや酒屋で地元のワンカップやサイダーなどのお土産を買う。
 
タイミング良く「区間快速浅草行き」に乗れ、後は魔法の水でまどろみながら家路へ向かった。
 
 
【編集後記】
 
やっぱり雪山は、楽しいなぁ。
もちろん、天気と体調がベストなときには。
 
 ( ^^) _旦~~  
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