山行記録 2017年 No.3 | |
2月25日(土) 日帰り山行 | |
日光 黒岩 1913m 一般コース |
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アクセス・コースタイム |
![]() 今年春には「大佐飛山」「毛猛山」に登る予定を山田さんと打合せ、それを目指してトレーニングを開始したものの、前回の「白根山」では、足がつってまさかの途中敗退に少々へこんだ。 そこで今回、朝は遅い出発にして寝不足を回避。他に、ピッケルをストックに。皮の登山靴から軽い軽登山靴に変更して臨んだ。 コースはトレーニングを目的にしたので、既に登ったことがあるが長距離・雪山の条件で日光の「黒岩」を選んだ。 雪は少なかったが、アイゼン、ワカンの試し履きでき、なにより足がつることなく登れてホットした。 |
前回、敗退の要因として体力不足はもとより、寝不足が考えられる。 そこで今回は始発電車へのこだわりを捨て、いつもより1時間遅い電車にした。 5時53分、地元の駅を出発して、8時25分、「東武日光駅」に到着した。 時間を遅くしたおかげで区間急行に乗れたため、乗り換えが1回少なくできた。 「日光」の山々は白い雪をまとっている。 雪の登山を楽しめると思うとウキウキする。 ![]() 行きだけはバスに乗って「西参道バス停」で降りる。 ストレッチをして8時40分出発。 「二荒山神社」を通過し、ひっそりとした「行者堂」に着く。 ここから山道に入る。霜柱を踏みながら歩くと、このあたりから少し汗ばむ。 45分歩いて林道に出る。ここで一本。風もなく穏やかな日だ。 檜林に立つ「殺生禁断石」を過ぎ10分程進むと、熊笹が生い茂るダケカンバの林に出る。 雲は出ているが晴れ間の方が多い。絶好の登山日和だ。 進むにつれ、「男体山」や「黒岩」「赤薙山」の白い山頂が見えてくる。 「稚児ヶ墓」の少し手前から雪の路になる。 林道から45分、「稚児ヶ墓」に着く。ここで一本。 ここまで快適に進んだ。 この先、一旦檜林に入るが、そこを抜けるとダケカンバと熊笹の広い斜面になる。 左手には白い縞々の「男体山」が見える。 もっと積雪があれば橇遊びができるところだろう。 路は踏み固められるせいか、この先も雪が残っている。 ![]() 30分歩いて「水場分岐」に着く。 振り向くと「鹿沼」方面の山々から、「白根山」「男体山」が良く見える。 ![]() その先10分ほど進むと落葉松林に入り、一面に雪になる。 葉が落ちた落葉松林に一面の雪。雪山最高! 雪質はさらさら、積雪は5〜10cm程度。時々壺足になる。 徐々に傾斜がきつくなる。 ![]() 落葉松林を25分程歩いて「白樺金剛」に着く。 更に15分程進んだところで壺足も疲れてきたので、せっかく持ってきたワカンを付ける。 付けた途端、壺足解消。効果てきめん。快調に雪面を進む。 ![]() 「水場分岐」から約1時間。落葉松林が少し開けて露岩が出ている場所で4人パーティーに出会う。 自分より年配の方々で、日帰りで「黒岩」を落とし、下山途中とのこと。 「ワカンはいらないよ〜。」って。 確かに、この先は雪が薄かったが、尾根に出る直前の落葉松林は吹き溜まりで、ワカンの効果増大。楽しかった。 「露岩」から15分程で尾根に出る。 風のせいか、日当たりのせいか、雪はほとんどなく、ここでワカンを外す。 ![]() 勾配は徐々にきつくなり溶岩の露岩が増えると「八風」は近い。 「八風」は地名のとおり風が強いと見え、樹木も少ない。 その先に、「黒岩」を巻くルートとの分岐に着く。 左を進めば、「黒岩」の岩だらけの西斜面をトラバースして「北側のコル」に出られる。 尾根沿いに進めば「黒岩」の山頂に進む。 左手には、「女峰山」と「赤薙山」の間の赤い岩壁が見える。 右手には、「赤薙山」と南に延びる無名のヤセ尾根が見える。 この尾根にはいつか登ってみたいと思っている。 尾根沿いに進み、「落葉松金剛」の標識を通過すると山頂は近い。 尾根から45分、12時55分、「黒岩」1913mの山頂に到着。 ![]() 山頂はそれほど広くなく、三角点の石がある。 風はそれほど強くなく、景色は360度。景色は最高! 「前女峰」から「赤薙山」の尾根は、南側の「雲竜渓谷」へ真っすぐ切れ落ちている。 その岩壁は、溶岩が何層にも積み重なって赤と黒の縞模様を作っている。 そこに白い雪が張り付き、雪山の雰囲気は十分だ。 ![]() 山頂はさすがに気温が低く、シャッターを切る指が冷たい。 昼飯を食べ20分後、「北側のコル」に向け下る。 下りは浮石がごろごろした斜面で慎重に下る。 ここのコルは、北には「雲竜渓谷」。南はV字の谷の先に「鹿沼」の山々が見えて、好きな場所だ。 ![]() 「黒岩」の西斜面、ゴーロのトラバースは浮石が多く、溶岩の砂がスリップしやすい。 尾根まで出ると、後は同じ道を下る。 下りは景色を楽しいながら歩けるので気持ちが良い。 ![]() 下りではワカンを使わず、タッタカ下る。 「西参道」のトイレで雪山の装備を仕舞う。 駅まで歩くが、途中、コンビニや酒屋で地元のワンカップやサイダーなどのお土産を買う。 タイミング良く「区間快速浅草行き」に乗れ、後は魔法の水でまどろみながら家路へ向かった。 |
【編集後記】 やっぱり雪山は、楽しいなぁ。 もちろん、天気と体調がベストなときには。 ( ^^) _旦~~ |
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