山行記録 2018年 No.02 | |
2月21日(水) 日帰り山行 | |
葛老山 バリエーションコース |
|
アクセス・コースタイム |
![]() |
寝不足だとまた足がつるので、早く帰ろうと思ってはみたものの、結局、会社を出たのは20時過ぎだった。 だから寝たのも0時を過ぎていた。 そして朝4時、目覚ましで一度は起きるも、二度寝してしまった。 10分ぐらい寝過ごしたかと思いきや、1時間も過ぎていた。 その瞬間、今日の山はあきらめようかと思ったが、思い直してアプリで乗り換えを調べると、6時ちょうどの電車に乗れば野岩鉄道に接続することが分かり、慌てて飛び起きる。 後で分かったことだが、出発が1時間15分遅くても、区間準急からリバティーに接続することでタイムロスが減り、目的の「川治湯元駅」には45分縮まって到着した。 寝坊のロスも挽回できたわけだ。 ![]() ![]() 8時55分、「川治湯元駅」に着くと改札口のおばさんに登山口を知らないかと聞く。 しかし国土地理院の地図にも昭文社の地図にも載っていない「川治湯元駅」から「葛老山」への登山口など誰も知らなかった。いや、知るはずもなかった。 ![]() 9:10出発。バリ登山家の感で駅から西に向かう。 地図に載っている発電所の水圧鉄管まで進む。 ![]() こういう設備には必ず巡視路があるもので、探すとやはりあった。(ここまで5分) 丸太の階段の路が、水管の上、フェンスで丸く囲まれたところまで続いていた。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 尾根までは、標高で1/4ほど高度を稼げたが、その先、路はなかった。(林道から15分) 発電所の設備から先、路のない斜面に踏み込む。時々、残雪を踏みながら進む。 ![]() ![]() ![]() 露岩が点在する急な斜面を登ると少し平らになった支尾根に出る。 そこに大きな松の樹があり、登山の無事を祈る。(水管から30分) ![]() ![]() ![]() その先には大岩壁が現れる。とても登れそうもない岩壁だが、左に鹿のトレースがあり、それを辿れば登れることが分かった。 ![]() ![]() 岩壁を巻くと傾斜は緩み、小ピークが近づいてきた。 と同時に一面雪に変わった。 ![]() ![]() ![]() 10時30分、848mの小ピークに到着した。雪面にコンクリート標がある。 周囲は笹原で少しこんもりしている。ここで一本取る。(駅から約1時間20分) ![]() ![]() この先は、尾根沿いには、ちゃんとした路があるようだ。積雪は20cmから30cm。吹き溜まりはもっと深い。 ここにも鹿のトレースが付いていた。 ![]() ![]() 尾根沿いの路を進むが、次の小ピークは東斜面を巻き、登らずほぼ水平に路が続く。 すると、最初の小ピークの上に大きな反射板が見えた。 地図には記載されていないので、最近設置されたものだろうか。 ![]() ![]() 更に進むと雪が深くなり、ここでスパッツを付ける。 ![]() ![]() 更に進み、コルで主尾根に合流する。 ここからワカンのトレースが加わった。 推測するに、このワカンのトレースは、反射板の巡視さんのものではないかと。 このトレースは、最後、「葛老山」まで続いていた。 ![]() トレースに助けられ、積雪30〜50cmのところも苦労もなく進められた。 途中、鹿の足跡はもちろん、ウサギの足跡も多かった。 天気は薄曇り。風は微風。気温は低くマイナス5℃。人差し指の感覚がなくなることがあった。 ![]() アップダウンを繰り返し進む。途中の大岩が現れるが、そこは西側を巻く。 11時23分、小ピークから50分。少し広い所に着いた。891mの小ピークだ。 この先は、「葛老山」の直下まで、平坦で広い尾根になる。 891mの小ピークの下りだけ、少し狭い尾根を下るが、すぐに地図のとおり広い尾根が始まる。 ![]() ![]() ![]() 巡視さんのワカンのトレースは時々埋まっていることもあるが、わだちは確認できるので、壺足にあることはなかった。 今日はワカンを担いできたが、結局使わずじまいになった。 ![]() 途中で右手(東側)に五十里(いかり)湖が見えた。 鬼怒川の上流の男鹿川を五十里ダムで堰き止めてできた人造湖だ。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 雪原歩きは快適だった。ここをシールを付けたスキーで滑ったら、きっとスイスイと進めるだろうなどと考えながら歩いた。 ![]() ![]() 1時間10分程、快適な雪原歩きをすると、山頂手前の斜面に着く。 南斜面のため、雪の下はアイスバーンになっていたので、アイゼンを着け登る。 ![]() ![]() このアイゼンは、御嶽駅近くの山の古道具屋で買ったサレワのチタン製だ。 そして履いている登山靴は、所沢のブックオフで買ったマインドルの革の登山靴。 チタンのアイゼンは、このマインドルに合わせてセットしたが、靴が小さいのか、アイゼンが大きいのか、つま先のサイズが合わないので、ゴムのパッキンを取り付けてきた。 これが効いて、外れることはなかった。 15分程登ると、駅から登てくる路との分岐に出る。 赤と黄色の標識とテレビのアンテナがある。 ![]() 分岐には、丸太を彫って作ったお地蔵さんがあった ここからは一般ルート。トレースはしっかりついている。 ![]() ブナの林の登り、10分程で山頂の東屋が見えてくる。 ![]() 13時12分、「葛老山」1123.7mの山頂に到着。 空はいつの間にか青空がのぞいていた。 山頂の周囲は全て雪。休もうと思った東屋はベンチがすべて雪で埋まっていた。 ![]() ザックを下ろし昼食タイム。今日はテルモスにコーヒーを詰めてきた。暖かい飲み物が、ほっとさせる。 風もなく、暖かい日差しを浴びて快適な雪山を独占状態だ。 ![]() 30分程、山頂でくつろいで13時35分、下山。 分岐を今度は左(北東)に曲がる。 夏道は、雪が積もっているから、ルートに関係なくショートカットされている。 だからコースタイムより、かなり早く下れる。 ![]() ![]() ![]() ![]() 標高1005m付近から檜林に変わる。 途中、東屋とベンチがある。 ![]() 鉄塔の先で路は尾根を離れ左に下る。 ![]() ![]() するとほどなく「道の駅 湯西川」の到着する。 14時30分。山頂から約1時間だった。 ![]() ![]() 広い駐車場で建物前には足湯がある。(無料) ![]() ![]() 2階にある日帰り温泉を使う。 自販機でチケット510円を払う。 お風呂は透明だが、少し泥臭いにおいがする。 露天風呂もあるが、ぬるいうえに、景色が見られない構造だった。 ![]() 大広間もあるが寄らずに、1階のお土産物売り場で檜のおちょこを2つ買う。 食堂は15時で終わっていた。ここは鹿コロッケで有名らしい。 駅は、建物の東側で地下に下りる。 20段ほどの階段を下ると、トンネルの中のホームだった。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
【編集後記】 雪に深さと道標の少なさは、期待通りだった。 誰もいない尾根、素晴らしい山を一人で楽しむことができ、充実した1日だった。 冬の低山も最高だ。 ( ^^) _旦~~ |
Home |