日光芹沢 持丸山(完登)

バリエーションコース

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アクセス・コースタイム

2019年2月23日(土) 晴れ
電車:高砂駅[4:45始発]-(南栗橋駅・藤原駅経由)-中三依温泉駅[8:28着]
    (定期+東武線株主優待券800円+野岩鉄道730円)
徒歩:中三依温泉駅[8:35出]-持丸橋[9:18着]-第1崩壊地[9:30着]-
   -滝見橋[9:37着/9:50出]-第2崩壊地[10:10]-
   -尾根取付き点[10:21着(アイゼン装着)10:32出]-
   -尾根[10:40着]-鉄塔[10:50着(一本、ワカン装着)11:00出]-
   -東からの主尾根に合流[11:38着/11:42出]-
   -急登を上がった平坦地[12:15]-
   -持丸山1365.5m[12:38着(昼飯)12:55出]-
   -主尾根分岐[13:15着(一本)13:30出]-鉄塔[13:55着/14:00出]-
   -沢に着く[14:10着]-持丸橋[14:45着]-
   -中三依温泉駅[15:25着]
電車:中三依温泉駅[15:29発]-(南栗橋駅・藤原駅経由)-
   -高砂駅[20:30着](野岩鉄道730円+東武線株主優待券800円+定期)

【はじめに】

先月の持丸山の山行では、一般道で熊に出遭うと言うハプニングがあった。
そしてルートを間違えたり、ワカンを忘れことなど想定外のミスが重なった。
結果、タイムオーバーと判断し、途中敗退した。
 
今回は、そのリベンジ。装備もルートも万全を期し向かった。
もちろん、熊に遇うか否かは運しだいだが。
 
結果、熊にも遇わず、山頂を踏むことができた。

 

2月23日(土)

8時28分、野岩鉄道の中三依温泉駅に降り立つ。
天気は曇り。風が強く、そこそこ寒い。
駅前には、店も自販機もない。
もちろん、人もいない。
さみしい駅前だが、今日は山頂までたどり着こうと、気持ちはハイである。

 
国道を南下し、芹沢橋を渡る。
先月よりも、山の雪が少ない。
前回、熊に遇ったところは、少し緊張して通過する。
(良かった、今日はいなかった。)
 
駅から45分で持丸橋に着いた。

 
林道に入ると、やはり雪が少ない。
倒木地帯、第一崩落地と通過すると積雪は15cmぐらいになる。

 
さらに進むと滝見橋に着く。
ここでスパッツとワカンを装着する。

 
10時過ぎ、第三崩壊地の手前に到着。
ここから沢に降り進む。

 
そのまま林道には上がらず、夏道の取り付きまで進む。
途中、倒木を超え、小さなナメ滝を通過する。

 

 
10時21分、夏道の取り付きに着く。
ここで、アイゼンを着ける。
このころ、陽が差してくる。

 
九十九折りの路を10分程登ると尾根に出る。

 

 
さらに10分程で鉄塔に到着する。
ここで一本取る。
風が少しある。
この先から雪が深くなり、壺足になるので、ワカンに履き替える。
ブナの樹が多い、美尾根だ。

 

 

 

 
鉄塔から約40分で主尾根に合流する。
やはり主尾根は北側からの風が強い。
だから雪庇もできるはずだ。

 
樹々の間から、芝草山や太郎山が見える。
遠くに、会津駒ヶ岳の尾根も見える。

 
雪庇の上をワカンで快調に進む。
少しすると傾斜がきつくなり、ワカンの爪でも滑るようになったので外す。
進むほどに、きつい斜面になる。

 
30分ちょっと登ると、傾斜はゆるみ、平らになる。
そこでまた、ワカンを付ける。
このころからガスができて、今まで見られた会津方面の峰々が見られなくなった。
そして風も強くなり、ゴーゴーと大きな音がしはじめた。
 
山頂手前に少し登りがある。
そこを過ぎると山頂は間近だ。

 
 
12時38分、持丸山 1365.5mの山頂に到着した。
山頂は細長く広い。

 

 
北側はガスで眺望が効かないが、南東方向に高原山と手前のスキー場を確認できる。
それも一瞬だけで、またガスに飲まれてしまった。

 
ガスだけだと思っていたら、雪がちらついてきた。
気温も下がってきている。

 
せっかくの山頂なので、昼飯のおにぎりを食べる。
持丸山のリベンジに満足したところで12時55分、下山開始。
下りもワカンが効いて快適に下る。

 
1時間掛け登ってきたところを20分で下った。
尾根の分岐に着くと、また、陽が差してきた。
せっかく来た雪山、この景色を見に焼き付けようと、ここでも一本取る。
雪庇の南側は風もなく、日当たりの良いので気持ちが良い。
テルモスのコーヒーを飲み干す。

 

 

 
14時少し前に鉄塔に到着。
夏道を下る前にワカンを外す。
後は、休まず駅まで歩いた。
 
15時29分発のリバティに間に合った。

 
この特急は、下今市駅までなら特急券・指定席券が不要である。
但し、座席指定された方が優先されるので、休日などは座れない。
新藤原駅を過ぎると、東武鉄道の乗務員に変わる。
今日の車掌さんは女性。車両に入ってきて、検察を始めた。
自分のところにきて「ここはダメ。12のDに行って。」と、冷たく言われた。
素直に移動すると、そこが指定がされていない席だった。
湯西川温泉駅や、鬼怒川温泉駅からは、観光客がたくさん乗ってきて、座席は満席になった。
 
 

【編集後記】

小さな山だが、ワカンとアイゼンで楽しく登れる、積雪期にはお手軽な山だ。
きっと連休のころには、イワウチワの花が尾根一面に咲くことだろう。
次回は、横瀬山と繋げて、歩いてみたい。

 ( ^^) _旦~~   

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