奥多摩 川苔山北東尾根

バリエーションコース

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アクセス・コースタイム

2019年4月6日(土) 晴れ
電車:高砂駅[4:45始発]-(立川駅経由)-小作駅[6:44着]
    (定期+JR920円)
車 :小作駅[6:45発]-大丹波川林道道標・駐車場[7:40着]
徒歩:大丹波川林道道標[7:45出]-曲ヶ谷沢分岐[8:10着]-
   -鉄塔[8:55着/9:10出]-1091mポイント[9:20着]-
   -1286mポイント・狼平[9:58着/10:03出]-
   -曲ヶ谷北峰[10:10着]-曲ヶ谷南峰[10:17着]-
   -曲ヶ谷沢ルート分岐[10:24着]-東電巡回路分岐[11:15着]-
   -岩のマーク付近・写真タイム[11:30着/11:40出]-
   -曲ヶ谷沢分岐[11:40着]-
   -大丹波川林道道標・駐車場[12:02着]
車 :大丹波川林道道標・駐車場-山田家(連休中の計画打合せ)
電車:小作駅[20:24発]-(立川駅経由)-高砂駅[22:02着]
    (JR920円+定期)

【はじめに】

今年はいよいよ矢筈岳の決行の年だ。
山田さんから手紙があり、行程はおおよそ決まっている。
さらに確認とお互いの体調や装備について最終確認をするため、日帰り山行を計画した。
 
山から下ってきたら、山田さん家で打合せすることにしているので、コースはそれほど重要ではなかった。それでも山田さんが、面白そうなバリ尾根を選んでくれた。

 

4月6日(土)

いつもの始発で高砂駅を出発し、青梅線の小作駅で降りる。
 
山の格好をして、この駅を、この時間に下りる人は、まあそういないであろう。
駅前のロータリーには、赤と黒、2CVのチャールトンが停まっている。
挨拶もそこそこに出発する。
 
御嶽の大鳥居を超え多摩川を渡るとJR川井駅だ。
高架をくぐり狭い一般道を北上する。
そのまま大丹波林道を登りつめる。
 
かなり登るとヘリポートがある。そこを過ぎると砂利道に変わる。
砂利道を5分ほど走ると、道標がある駐車場に着く。
ここに車を停め、出発の準備をする。
小作駅からここまで、小一時間かかった。

 

 
7:45出発。
大丹波川まで下るとしっかりとした木の橋が架かっている。
道標もしっかりとした物が設置されている。

 
路にはスミレやヨゴレネコノメなどの可愛い花が咲いている。
ハシリドコロの花も咲き始めた。
沢を何度かわたるが、そこにも橋が架かっている。

 

 
8:10、曲ヶ谷沢分岐に到着。
曲ヶ谷沢には入らず、右の橋を渡り、少し行ったところから、尾根に入る。
今回のルートのこの尾根。
守屋さんの地図にも、この尾根の名前はない。
勝手に「川苔山北東尾根」と名付ける。

 

 

 
尾根の始まりは、露岩が点在する急登だ。
山田さんは、這うように登ってくる。
東は檜の植林、西は灌木の尾根をあえぎながら登る。

 
15分程すると松林に変わる。
一ヶ所、急なやせ尾根を通過する。
浮石も多い。
そこには、イワウチワが一輪咲いていた。
その先は檜の植林。踏跡はあり、登りなら迷うことはない。
アシビの白い花が咲いている。

 

 
8:55、鉄塔に着く。ここで一本。
東京電力さんが樹を切ってくれたおかげで、展望が良い。
長沢背陵の先には、秩父の蕨山に続く有間山稜の山々が見える。
蕨山は、手前のバラ尾根の影で見えない。
15分程山座同定を楽しむ。

 

 
10分程、落葉の尾根登ると1091mのポイントを通過する。
そこは小さな棚のようなところだった。
落葉の狭い尾根は続く。

 
9:50、1285m、岩のある小ピークに到着。
超えると、枯れた大木が横たわっている。
その先に1286のピークが見える。

 

 
9:58、狼平に到着した。
明け開きで南西の眺望が良い。
遠くに、ミツドッケの尾根が見えた。
そこには、少しだけ雪が残っていた。

 

 
10:03、出発。
この先は、高速道路のように整備された路になる。
 
10:10、曲ヶ谷北峰に到着。

 
10:17、曲ヶ谷南峰に到着。眺望は良くない。

 
南東に下る。少しして平坦になったすぐを左に下る。
曲ヶ谷沢ルートへの分岐だ。
落葉松の林から始まる。
路は明瞭。九十九折れの斜面を下る。

 
20分程下ると沢に出る。曲ヶ谷沢だ。
水の流れは少ないがきれいだ。
路は、沢沿いに続く。橋もしっかりとしている。

 

 
さらに30分程下ると、東電の巡回路の分岐に着く。
巡回路は、沢の左岸をトラバースして、今朝登った北東尾根の鉄塔に向かっているようだ。
 
下る途中、山葵田があった。もう使われてはいない。
山田さん曰く、山葵田も跡継ぎがいないそうだ。

 
その先で、一ヶ所、崩落地があった。
特に問題ない、

 
下山始めて1時間、大丹波川の合流点の少し手前。
地図の岩のあるところで、山田さんがカメラを取り出し、何やら撮影を始めた。
15分程して、カメラを仕舞う。
小さな釜に、イワナを見つけたそうだ。
 
合流地に近付くと、人影を発見した。
釣り人だ。毛バリで釣っているようだ。
 
鉄骨トラスの橋を渡り、11:40、大丹波川と曲ヶ谷沢の合流点に戻る。
20分後、車を停めた標識のところに戻る。
 
 
途中、民家の無人販売所で、ノラボウを買う。
今日は、車で、小菅の湯に向かう。
通常、大人750円のところ、JAF会員は50円引きになる。
温泉は、強アルカリで、肌はすべすべになる。
今日は風が強く、露天風呂も入ると熱く、出ると寒い。
調節が難しい日だった。
 
 
道の駅で生蕎麦を買い、山田さん家に向かう。
そして、山の幸で作ったつまみに、メインの連休の山の計画を煮詰めるのであった。

 
 

【編集後記】

今回も、山頂(川苔山)には行かなかった。
我々にとってピークは踏まなくてもよい。
それより、いかに良い尾根を見つ、歩けるかである。
 
これが「ヤマウズラ山の会」のポリシーである。

 ( ^^) _旦~~   

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