西平岳 南尾根

バリエーションコース

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アクセス・コースタイム

2020年2月2日(日) 晴れ
電車:京成高砂駅[始発4:45発に乗車]-
   -関屋・牛田・南栗橋・栃木・下今市駅を経由して
   -新藤原駅[7:57着]
    株主優待券750円
 
徒歩:新藤原駅[8:05出]-丁字路手前エスケープ[9:20着]-
   -左の林道入口[8:25着]-林道終点[9:55着/10:00出]-
   -西平岳 南の肩[13:08着/13:30出]-
   -林道終点[15:00着]-丁字路[15:20着]-
   -新藤原駅[16:25着]
 
電車:新藤原駅[16:56発 下今市行きに乗車]-
   -下今市・南栗橋・牛田駅を経由して
   -高砂駅[20:21着]
    株主優待券750円

【はじめに】

今回の山行は、特別な思いで出掛けた。
それは、スノーシューだ。
前から欲しかったスノーシューをメルカリで買った。
それを担いで今回の山行を計画した。
が、今年は例年に比べ雪が少なく、今回出番が少なかったのが残念だった。 
そでれも、想像していた以上に楽しめ、大満足だった。

 

2月2日(日)

新藤原駅(標高400m)からの県道歩きは、歩きなれても長くて疲れる。

 
ただなにも考えず歩くこと1時間半、釈迦ヶ岳地区と呼ばれる酪農部落に着く。
そこの丁字路を北に向かい、5分ほど進んだ飼料小屋を左の林道に進む。
 
道なりに高度を上げると、ビニールハウスがいくつも並ぶところまで来る。
正面には広い裾野を広げた「西平岳」が目に入る。
「あれ、雪が無い」「スノーシューが使えないかも・・・」

 
10時、登山口と思われる林道終点に着いた。標高930m

 
今回のルートは、国土地理院の地図に破線が描かれているものの、山頂までは伸びていない。
目の前は熊笹の広い原っぱ。「路、あるのかなあ?」

 
スパッツを付け出発すると、踏跡があった。それを辿り進む。
5分ほどで笹原は抜け、落葉の中に路があった。
雪が薄っすら積もっていた。

 
15分ぐらいして植林したときの標識が立っていた。昭和46年の物だ。
その先から、なだらかで広い尾根が続く。

 
踏跡はない。目の前にはクヌギやブナの落葉だけの緩やかで広い斜面が続いている。
こういう所が一番難しい。
まして今日みたいに曇って太陽が出ていないときは、地図とコンパスを常に見ながら進まないと危ない。
唯一の目印は、右手(東側)涸沢だ。それを逸れないよう進路をとる。

 
1時間ほどすると露岩が現れる。標高1200m付近だ。
さらに薄っすら雪も見られる。
周囲の樹木も白樺や樅の樹が増える。

 

 
11時半、標高1250m付近、雪の面積が増える。
スノーシューの出番があるのか、胸が躍る。
この辺りでチェンスパイクを付ける。

 
12時を過ぎる。登山口から2時間が経過。標高は1400mを超えた。
徐々に傾斜がきつくなる。

 
そして12時10分、標高1480m付近、積雪は壺足になるほどになった。
ここでいよいよスノーシューを装着する。
この時を待っていた。
中古品だったのでバンドは硬化して使い物にならなかった。
そこでホームセンターで、トラクのホロに使う幅2cmのゴムバンドを400円で買って付け替えた。バックルを止める穴は、3mmのポンチを買って、いくつか開けておいた。
自宅で試しに装着してきたので、雪の上でも問題なく装着できた。

 
いよいよ、スノーシューを付けて歩き始める。
すごい!快適。ワカンより足が潜らない。
嬉しくて後ろを振り返りトレースを確認する。
足が潜らないからストレスがなく、グングン進める。
さらにかかとを持ち上げつ金具もあり、アキレス腱が伸ばされず楽に歩ける。
快適~!、楽しい~。

 
昨年暮れ、「西平岳」の南西尾根を登った時は、最後が露岩と根っ子が露出したシラビソに苦戦したが、今回、南尾根は、雪で隠されているのか、その苦労はなかった。
但し、傾斜きついとスノーシューは滑ることが分かった。
これはワカンも同じことだ。

 
いつの間にか雲が晴れ、濃いブルーが空一杯に広がってきた。
快適な登り。シラビソやコメツガ多くなった。

 

 

 
13時8分、ついにスノーシューで「西平岳」南の肩に着いた。
北には真っ白な「鶏頂山」が見える。
テント泊なら、このまま進めるのに。
よし、次回は、テント泊で来よう。

 

 

 
下りも、登ってきた南尾根を下る。
下りの広い尾根はルートファインディングが難しい。
地図とコンパスはもちろん、途中、スマホのGPSで現在位置を確かめながら下る。
下りも急な斜面ではスノーシューは滑る。一度、尻もちをついた。
それでも雪が無くなるまでスノーシューで下る。

 
標高1380m付近でスノーシュー外し、落葉の上を歩く。
尾根が広く、ルートを外さないようと注意する。

 

 
15時、下山して1時間半、登山口の笹原に着いた。
振り返ると、雲ひとつない青空の下に、朝見たときと同じ裾野の広い「西平岳」があった。

 

 

 
県道をまた、ひたすら歩く。
今日はヒッチハイクできず、新藤原駅まで1時間半を歩いた。

 
 

【編集後記】

 
いまは中古の山道具でもネットで売り買いできる。
昨年、カリマーのピーターハーベラーを買ってから、
スノーシューもメルカリでチェックしていた。
手ごろな金額で売りに出ていたMSR デナリを買った。
今シーズン、もう一回使ってみたい。
 
 ( ^^) _旦~~   

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