独鈷山・三依山・塩沢山
バリエーションコース
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アクセス・コースタイム
2020年6月21日(日) 曇り
電車:京成高砂駅[始発4:45発に乗車]-
-関屋・牛田・南栗橋・栃木・下今市駅を経由して
-新藤原駅[7:57着 ここで接続待ち 8:44発に乗車]
-中三依温泉駅[9:07着] 株主優待券750円+野岩鉄道740円
徒歩:中三依温泉駅[9:15出]-独鈷山登山口[9:35着]-
-鉄塔39号[9:55着]-尾根[10:15着]-
-1023のポイント[10:30着]-独鈷山[10:38着]-
-1001のピント[10:53着]-1198のポイント[11:30着]-
-三依山[12:00着(昼食)12:10出]-分岐[12:17着]-
-1264のポイント[12:50着]-1280mの小ピーク[13:12着]-
-塩沢山[13:25着/13:30出]-1100mの小ピーク[13:40着]-
-檜林の急な下り[13:56着]-露岩[14:06着]-
-松林の尾根から右に折れる[14:07着]-一服ウチワ[14:16着]-
-沢[14:30着]-国道121号線[14:45着]-
国道を30分ほど歩いたところでヒッチハイク
ヒッチハイク:国道121号線->鬼怒川温泉駅
電車:鬼怒川温泉駅駅[15:26発]-高砂駅[19:01着]
【はじめに】
山に出掛ける言訳ときっかけにするため、金券ショップで東武鉄道の株主優待券を買っておくのが恒例になっている。
今年の1月に4枚買い求め使い切り、さらに2枚買い足した。
でも今年はコロナウイルス流行で、山も外出自粛の対象と言われ、使用期限の6月末が近づき少々焦ってきた。
過去2回、無駄にしたことがある。山より仕事を優先したためだ。
今は梅雨まっただ中、この日も天気が悪かった。
いつもなら山に行かない天候でも、株主優待券を無駄にしたくない一心で出発した。
しかし、この日は、コロナの影響で、思わぬ事態に遭遇した。野岩鉄道の間引き運転だ。
事前に調べてこなかったことが悪かったが、接続予定の電車が運休で、新藤原駅で約50分待たされてしまった。
下り電車も同様で、普通電車は運休になっていた。
15時の次は17時の電車しかなかった。
でも世の中は良くしたもので、最後はヒッチハイクさせてもらえて15時の電車に間に合った。
ヒッチハイクさせていただいた車塚さん、ありがとうございました。
6月21日(日)
無人駅の中三依温泉駅を下りると、国道121号線を南下する。
天気は曇り、気温は20℃、風はなく少々蒸し暑い。
20分程で登山口に着く。目印は、向かい側にある「独鈷沢わさび園」だ。
登山口には、小さな流れと、石標、小さな木の標識がある。
独鈷山へは70分と書いてある。正しかった。
路は、東電の鉄塔巡視路になっているため、よく整備されている。
杉の植林の進み、クヌギやモミジに変わると鉄塔は近い。
西側が開けていて、白倉山だと思う山頂が見えた。
鉄塔から先は、バリエーションルート。踏跡はシカかイノシシが付けたものだ。
100mほど急だが、20分ほどで緩やかな尾根上にでる。
カエデやモミジ、クヌギなどの新緑がとてもきれいだ。
ヤブはなく、落葉の地面で、美尾根の一つに数えても良い。
ただ、尾根が広いので、地図は離せない。
高度が増すにつれブナやシイの樹も増える。
倒木も多いが、それもバリルートの味わいだ。
登山口から1時間弱、地図のある1023のポイントを通過すると独鈷山1023.9mの山頂に着く。
広い山頂は、緑がきれいだ。
但し、展望はない。三角点の石標がある。
この先は、緩いアップダウンの尾根を進む。
1001のポイントを通過する。地図を見ながらでなければ分からない。
この辺りから北に下ると三依駅に出るらしい。(ヤマレコの記録があった。)
大きな倒木が横たわり、自然にまかせ朽ちている。
尾根は若干狭くなり、緩い登りが続く。
標高1150mを超えると、また広い尾根になる。
ブナの幼木の新緑が、薄日差す天空でキラキラ光っている。
1198のポイントも展望はない。
さらに進み足元に笹が見られるようなると、開けた場所にです。
今回のルートで数少ない開けたところだ。
三依山から塩沢山に続く尾根が、ガスのなか、かすかに見える。
シカに食べられたと思われる笹の斜面。
少しづく傾斜が強くなる。バイケイソウも見られる。
開け開きから25分、三依山 1305.2mの山頂に到着した。
山名板が3種掛けられていた。どれも見覚えがあるデザインだ。
三角点の石標がある。展望は、ほぼない。
ちょうど12時だったのでお昼にした。
今日は、地元、高砂の伊勢屋で買ったいそべ餅だ。甘じょっぱい味と海苔の香りがたまらない。
山のお昼の定番にひとつだ。
山頂をあとにすると、尾根を東に5分ほど進む。
笹は腰ぐらいの高さがある。
小ピークに着くと路があった。そこを南に向かって下る。
下りきったなだらかなコルは少し開け、歩きて来た独鈷山から三依山の尾根が見える。
その先は、緩いアップダウンが続く。
山頂から40分、1264のポイントに着く。
展望はなく、石標が立っている。
このピークの先、西に向かって少し下ると、ルートは南西に変わる。
そこを見落とし、少し行き過ぎてしまい登り返す。
その後もアップダウンは続く。
1時間が過ぎ、塩沢山の手前、1280mの小ピークに着く。
ここには、コンクリート杭がある。そしてルートは、ここから南に変わる。
地図とコンパスが無ければ間違える地点だ。
三依山から1時間15分、栃木100名山、塩沢山 1264mの山頂に到着する。
大きな山名板がある。山頂は広く、眺望はない。
三角点の石標がある。
急な下りから始まり、一旦緩やかになる。
その付近から、尾根の南側は落葉松林になる。
山名を記した標識が何か所かあった。
標高1100mの小ピークからルートは南に変わり、檜の植林の急な下りとなる。
下りきると露岩のやせ尾根を通過する。その先に松林の平らな尾根に着く。
ここから西の斜面を下る。
この先の下りも急だ。一旦平坦になったところが、「一服ウチワ」。
木の高い所に標識がある。
ここも下りだと見落とす可能性あり。
ここから尾根の右(北側)に戻るような逆向きに路がついている。
100m程下ると沢に出る。
ここは水が流れていたが、下るにつれ水は地面に吸い込まれ、流れが見られなくなった。
沢沿いの路を下る。途中、右の斜面に岩壁が見られた。
最後、九十九折れ路を下ると国道が見えてきた。
この時、14時30分。
湯西川駅まで1時間と推測し、15時の電車には間に合いそうもない。
15分ほど歩き、徒歩をあきらめ、右手を上げる。
「乗せてもらえませんか。」停まってくれた車はジムニーだったと思う。
乗せてもらうと、同じ人種、山屋さんだった。釣りもするとのこと。
登った山の話から、山小屋の友人関係まで、楽しいお話を聞かせていただいた。
ご厚意に甘え、鬼怒川公園駅まで乗せてもらい、日帰り温泉に入ろうかと考えたが、ちょうど電車の時間だったので、そのまま乗り込んだ。
【編集後記】
ヒッチハイクしてもらった車塚さん、百越小屋のご夫婦とお知り合いとか。
私も止まったことがあり、懐かしい思いがした。
その山小屋の奥さんは、同じ山梨の出身である。
( ^^) _旦~~