山行記録 2022年 No.14 | |
11月3日(木・祝) 日帰り山行 | |
若見山 一般コース |
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アクセス・コースタイム |
![]() 東武鉄道の株主優待券をまだ4枚使っていない。 このままでは、期限切れになってしまう。 紅葉と温泉をキーワードに頭の中で検索を掛けると、上塩原の若見山がヒットした。日帰り温泉は、温泉街まで行かなくても近くに2軒あった。 低山なので、もっと歳をとってからでもよいかと思ったが、株主優待券を無駄にしないため、今回登ることにした。 朝3時40分に起床、4時55分の始発に乗車する。 前の晩、帰宅が遅く睡眠不足。それを補うために東武線に乗り込むと、フードをかぶり睡眠をむさぼる。 栃木駅の手前で、まぶしい朝日で目を覚ます。 東武線の終点 新藤原駅で野岩鉄道に乗り換える。以前は直通運転されていたが、赤字路線だからなのか、接続が悪い。本数も減ってしまった。 しかし、空は快晴、気分は爽快だ。 湯西川温泉駅を過ぎ、五十里湖に掛かる鉄橋をに入ると、目の前には見事な紅葉が広がる。 今日の山行は快晴と紅葉の最高な組合せになりそうだ。 |
上三依塩原温泉口の駅前のイチョウの木は真っ黄色の落葉と銀杏を歩道に落としている。 温泉組合が植樹したモミジは、そん脇で真っ赤な紅葉のグラデーションを見せてくれる。 観光客が写真を撮っていた。 ![]() 駅前から9時30分発の塩原温泉行きの「ゆーばす」に乗り込む。 往復の運賃と同じ金額で一日乗車券が帰る。日帰り温泉への移動を考えると得だ。 ![]() ![]() 可愛いミニバスは国道に掛かる紅葉のトンネルの中を走る。 正面に見える白倉山もきれいに色付いている。 ![]() 尾頭トンネルを抜け、ヘヤピンカーブを曲がった先、スノーシェッドの手前が登山口だ。 運転手さんに頼んでここで降ろしてもらう。 登山口は、車が1台2台止められそうなスペースがある。 おそらく、東電の作業車用だろう。 ![]() GPSをセットし9時45分に出発する。 東電巡視路「塩原線18号」の黄色い杭が立っている。 道はしっかりしている。 ![]() 最初は檜の植林された急斜面の中を西にジグザグに歩く。 徐々に標高を上げ、緑の残る広葉樹に変わってくる。 ![]() ジグザグに登っていくと、露岩のとこで東に折り返し、落葉の道を進むと尾根に乗る。 ![]() そのまま尾根に沿って進むと、今度は尾根の左(西)側を巻くようになる。 一ヶ所、植林を通過すると、また、きれいな紅葉が広がる道になる。 足元を見ると真っ赤なモミジと黄色いブナやカエデ。緑の苔と露岩のコントラストがきれいだ。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 紅葉の景色を楽しみながら歩くと右上に鉄塔が見えてくる。 ![]() ![]() 10時半、登山口から45分で鉄塔に到着。 周囲は樹に囲まれているが、西側に三依山から白倉山への尾根がよく見える。 風もなく少し汗ばむ。 ![]() ![]() 鉄塔から先は、尾根沿いのアップダウンの道を進む。 途中から松などの針葉樹の林に変わる。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 途中に変わった樹を見つける。 ヤマレコにもアップされている耳の樹だ。 ![]() 東電巡視路特有の樹脂製の階段が一部にあった。 ![]() 白倉山の尾根が途中でみられる。 ![]() ![]() 11時少し前、コルに着く。 上から鈴の音が聞こえるので耳を澄ましていると、年配男性の登山者が下りてきた。 この後、塩原温泉郷の北、弥太郎山に行くという。車の方はいいですね。 ![]() ここから山頂まで100メートルほどの急な登り、アキレス腱が伸びる。 それでも紅葉を楽しみながら登る。 時々、回りの尾根の紅葉も見られ、楽しい。 ![]() ![]() 尾根の左は、所々切れ落ちている。 ![]() 山頂が近づいてくるとブナが多くなる。 青空と紅葉のコントラストが美しい。 ![]() ![]() ![]() コルから15分ちょっとで若見山1126メートルの山頂に到着する。11時10分 山頂は広く、樹木も多い。そのため眺望は良くない。 それでも樹々の間から白倉山や日留賀岳の山の輪郭は分る。 ![]() ![]() 今日は、久しぶりにお湯を沸かしカップ麺を食べる。 静かな山頂、暖かい日差し、紅葉の景色で気持ちも満腹になる。 ![]() ![]() ゆっくりしたらバスの時間が迫ってきた。 11時50分前に下山する。 紅葉は、見上げるより、上から見た方がきれいなような気がする。 ![]() 白倉山の稜線が真正面に見える。 ![]() 山頂から15分ほどで鉄塔の到着する。 ![]() 車の騒音が聞こえ始めたらゴールは近い。 ![]() 12時18分、登山口に到着する。 塩原温泉行きのバスが12時半ごろ通過するはずである。 それを待つことにする。 ![]() バスで一つ目、別当バス停「別当」で下りると、正面にあるのが「まじま荘」だ。 今日はここの日帰り入浴を楽しむ。600円 ちょうど、観光客が帰るところで、風呂は貸し切り状態だった。 露天風呂があるが、板塀で囲まれ景色は良くない。 しかし、午後の日差しが眩しいくらいで、秋の気分を満喫しながらゆったりとした時間を過ごす。 ![]() 風呂から出て、上三依塩原温泉口駅行きのバスを待つ間に、周辺を散策する。 バス停ひとつ、塩原方面に4、500メートル歩くと、そこには市営の日帰り温泉施設「塩原温泉 華の湯」がある。 バスの時間まで少しあるので、館内に入らせてもらい無料休憩所で休む。 ここでは蕎麦を中心に食事もできる。 次回は、ここに食事して日帰り入浴を楽しみたい。 そう思って、「また来ます」とお礼をいうと、スタッフから来年の3月で閉館ですと教えられる。 ならば、それまでに来たくなるのは人情。次回の楽しみがまたできた。 外に出て、さらに1つ手前のバス停「湯元温泉口」まで行ってみる。 そこは日留賀岳の登山口に近い。次回のために、周囲を観察しておく。 10分ほどしてバスが来た。 紅葉シーズンのため、バスも遅れ気味だ。 それでも運転手さんがスピードを上げてくれて、特急に間に合わせてくれた。 駅には特急の出発15分前に着いたので、交差点にある産直屋台の店を覗く。 この辺の農家で採れる大根やリンゴ、山のきのこを売っていた。 その中で、100円の青唐辛子を買う。 帰りは、新藤原駅までリバティ会津に乗る。(新藤原駅までなら特急券は不要) ![]() 新藤原駅で普通電車に乗換え、南栗橋駅まで心地良い電車の揺れ、うつらうつらしながら過ごす。 特急ですぐに帰るより、山の余韻を楽しむ時間もいいものだ。 |
【編集後記】 「塩原温泉 華の湯」には、12月の山行で行くことができた。 ( ^^) _旦~~ |
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