山行記録 2023年 No.3 | |
3月29日(水) 積雪期日帰り山行 | |
前々白根山 一般コース |
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アクセス・コースタイム |
サルギ尾根山の会、会員3名、今回の山行で5回目になる。 メンバーを雪の山に連れてい行きたくて、今回の山行を計画したが、全員参加とはならず残念ではあったが、初めて雪山、初めてアイゼンとスノーシューを楽しめてもらえ、自分も満足した。 白根山は日帰りでは無理だと分っていたので、目標を前白根山にしていた。 結果は、帰りのバスの時間もあり、前々白根山(※)止まりとなった。 (※ 実際、この山名はないが、前白根山の手前なのでかってに命名) しかし、ここから眺めた白根山は前日の新雪で化粧直しされ、素晴らしい姿だった。 とくに山頂に左側(南東)斜面は、新雪がきらきら光ってきれいだった。 |
今回のメンバーは、髙さんと自分。 髙さんは地元駅から始発電車に乗っても東武日光駅7時53分発のバスに間に合わないことから、一本遅いバスに乗ることにした。 そのため、いつもより1時間遅い電車は、栃木方面に向かうサラリーマンや高校生で座席は埋まっていた。 車窓から眺める栃木の里山は、広葉樹の芽吹きと桜の花ですっかり春めいている。 田畑の畦道は麦の緑と対比で、菜の花の黄色が春らしく鮮やかだ。 新栃木駅を過ぎて見えるはずの日光の山々は、今日は雲に隠れていた。 それでも下小代駅を過ぎると、雪をまだらに残した女峰山が見えてきた。 東武日光駅で髙さんと合流し、8時45分発のバスに乗り込む。 バスは外国人観光客が8名ほど。日本人は数名しかいなかった。 男体山は、今日は山頂を白くしていた。 昨日、低気圧が通過し雪を降らせたようだ。谷より樹々が真っ白だ。 10時15分、硫黄が臭う湯元温泉に着く。 すでに駅でスパッツを装着していたので、バスを降りるとすぐに歩き始める。 ホテルを2棟通過するとスキー場に着く。 湯元温泉スキー場は、雪不足で3月22日にすでに営業を終了している。 半分以上が草原になったゲレンデを登る。 雪は滑るので草のところを選んで歩くが、自分は調子が出ない。 逆に髙さんは快調にスピードを上げ前を進む。 正面には、五色山が朝の日に照らされ真っ白に輝いている。 30分でゲレンデの一番上に着く。 スピードを上げたせいか、少し汗ばんだ。 ここで少し腹ごしらえをしながら、アイゼンを装着する。 髙さんは、アイゼンを着けて雪を歩くのは初めてである。 記念すべき、アイゼンの第一歩は、コンクリートの上。 お願いします。雪の上を歩いて・・・ 11時ちょうど、外山のコルまでの登りを開始する。 昨夜の降雪で道は真っ白できれいだ。 そこに先行するアイゼンのトレースが2人分あった。 最初の堰堤までは雪が腐っていて、ツボ足になれない髙さんはびっくりして「穴がー!」と声を上げる。 一度、足を潜らせると、持ち上げるのに一苦労する。 声を上げる気持ちは分る。 潜らない場所は、勘と経験で見つけるしかない。 尾根に乗ると今度は石ころだらけの道。 これはこれでアイゼンを履いていると歩き難い。 少しすると雪も増え、アイゼンの本領を発揮する。 時々新雪の下に氷もあり、慎重に歩く。 1時間ほどすると、北側に温泉ヶ岳と東尾根が見えてくる。 その向こうには根名草山だ。 1時間半、すっかり背中に汗をかいて外山のコルに着く。 ここから南側の庚申山の山々が見られる。 稜線を右(西)に、樹林帯の中を進む。 すぐにシラビソからダケカンバへと植生が変わる。 積雪も充分あり、ツボ足が辛くなったので、ここでスノーシュー登場。 髙さんは、初スノーシュー。 途中、ふり返ると中禅寺湖と社山から黒檜岳の稜線がよく見える。 谷筋に雪を残し、春はまだまだだ。 13時50分頃、ポイント2325を通過。 もう一登り、頑張ろ! 稜線から東北東のビュー。 真ん中が太郎山、右に小真名子、大真名子、男体山。 女峰山は雲に隠れれている。 そして正面(西)には、日光の名峰 白根山が姿を現わした。 前日の新雪で化粧直しされ、素晴らしい姿だ。 計画では前白根山の予定だったが、ここからの景色で充分。 絶景の白根をバックに、ここで大休止とする。 天気は晴れ。風も無く、お昼と暖かいコーヒーでくつろぐ。 今回も、髙さんはチクワを且ついてきた。ひとつご相伴に授かる。 14時半を回り、帰りのバスに時間を考え、下山開始。 スノーシューでは少々急な下りだった。 そのせいもあって、転ぶ髙さん。 15時10分、外山のコルからはアイゼンに履き替える。 外山のコルからの下り、温泉ヶ岳と東尾根がきれいに見える。 氷混じり、石混じりの雪道、始めアイゼンでの歩きは大変だ。 このあと、雪を踏み抜きして髙さん、転ぶ。(写真はない) 反対の足のアイゼンでフクロハギを当てしまった。後で気づくが血がにじんでいた。 ゲレンデの手前からコースを外れ、雪原をゲレンデの真上を下る。 大きな雪の斜面で、気持ちよく下れた。 16時20分、ゲレンデに到着。 ゲレンデを歩く髙さん。 16時50分、バス停に戻る。 満たされた時間、初めての雪山。 楽しかった。 |
【編集後記】 以前から雪の山に案内したいと思っていた。 今回、それが実現でき、満足している。 今回、参加できなかった宮澤さん、次回、登りましょう。 ( ^^) _旦~~ |
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