鷹ノ巣山

一般コース

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アクセス・コースタイム

2024年6月16日(日)曇り
車:自宅[5:30発]-峰谷登山口[8:20着]
徒歩:登山口[8:25出]-鳥居[8:45着]-奥の院[8:55着]-
   -椎茸栽培所[9:35着]-モノレール駅[9:43着]-
   -ポイント1474[10:10着]-分岐[10:34着]-
   -石尾根登山道横断[10:45着]-石尾根縦走路[10:52着]-
   -鷹ノ巣山[11:03着(昼食)11:55出]-
   -避難小屋[12:15着/12:20出]-分岐[12:30着]-
   -ポイント1474[12:44着]-モノレール駅[13:00着]-
   -奥の院[13:33着]-鳥居[13:42着]-登山口[13:58着]
 
車:峰谷登山口[14:05発]-つるつる温泉[15:30着]
      (日帰り入浴 960円)
 
車:つるつる温泉[16:30発]-自宅[19:05着]

【はじめに】

利貴たちと2回目の山登りに行った。
今回は少し山らしいところと考え、奥多摩の鷹ノ巣山を選んだ。
雲取山に並ぶ展望の良さが定評で、人気がある山だ。
 
登山口は、日原側と南は峰谷側とがある。
現在、日原側 稲村尾根は崩壊で通行禁止になっているため、峰谷側 浅間尾根にした。
このコースは、バスでアプローチした場合、登山口まで林道をかなり歩かなければならないが、車なら登山口に横付けできる。
 
ピストンで6時間と予測、それなら山頂で昼食してもゆっくりできる。
 
利貴は初心者とはいえ2回目なので、こまかい指示は控え、集合時間を昼飯のことだけ確認しあった。
 
 
当日は、朝からパラパラ雨が降っていた。
天気予報では雨は朝だけで、その後は回復するはずだった。
せめて山頂では晴れて欲しい。

 

6月16日(日) 晴れ

  
息子夫婦に迎えに来てもらい、車で登山口に向かう。
 
中央高速は八王子インターで降り、下道を走る。
途中、山田さんが住む青梅の友田を通過する。
 
奥多摩に入ると雨はやんで山桂が見られるようになった。
山桂は雲の一種、走っている車からだと分かりにくいが、上へと 昇っているようだ。
 
小河内ダムでは駐車場で休憩した。
ここは休日になると地味な名車が集まり、品評会が開かれる。

 
湖畔の道を走り、峰谷橋の手前を右に、峰谷に向かう。
バス停を通り超し、道は九十九折りになって、どんどん標高を上げる。
こんな急斜面にも民家がある。ここは「奥」集落。
6つ目のヘヤピンカーブを曲がると路肩に停めた車が見える。
残り1台分のスペースに縦列駐車する。

 
浅間尾根コースは一般道で岩場がないので、今回はストックを使う。
予備のストックを持ってきたので、利貴たちにあげる。
 
8時25分、登山口を出発する。
今日は体調が良くない。5日前、大源太山に行ったときの筋肉痛がまだ残っている。
そんな状態で、この前の筑波山のようにスピードを上げられたら付いて行けない。
そこで今回はトップを歩き、自分のペースで進めることにした。

 

 
20メートルほどの急登のあとは、トラバース道になる。
エゴノキの白い花が満開だった。

 
それを過ぎると奥多摩特有の杉林の中に入る。

 
浅間尾根の主尾根に着くと鳥居があり、その脇に富士講の石碑が立っていた。
浅間神社と富士山は切っても切れない関係だ。
昔の人は、富士山に登る代わりにこの鷹ノ巣山に登ったのだろうか。

 
鳥居の脇には貯水タンクがある。峰谷住民の水瓶だ。
 
その先も杉林の中に、緩やかな登りが続く。
風も無く蒸し暑い。
 
道の脇には小さな祠が3つ、4つある。

 
奥の院は一段高い場所にあり、手前には鳥居がある。
大きな木が涸れていたせいか、ここだけ明るかった。

 
奥の院を過ぎると、杉林の急登が始まる。
道は九十九折りに登っていく。

 
3、40分すると傾斜は緩む。
標高は1300メートルを超える。

 
道が平坦になり、左手に黒いネットが現れる。
最初は鹿ネットだと思っていたら、椎茸の原木の囲いだった。
そのネットは、その後しばらく続く。
相当の面積、大量の原木が置かれている。
原木は風通しが良いようにと順序良く並べられ、見た目にもきれいだ。
今はシーズンオフでひとつも生っていなかった。

 

 
少し進むと今度は右手からレールが合流してくる。
この椎茸ヤードのために設置されたものだ。終点にはモノレールも置いてある。
近くにベンチがあるので、一休みする。

 

 

 
さらに進むと傾斜が増し、10時過ぎ、広い小段に出る。
杉林の中だから展望はないが、地図を確認するとここがポイント1474だ。
ここまでくれば山頂は近い。

 
緩やかな登り、植生は杉林からブナなどの広葉樹林に変わる。
新緑も6月になれば濃い緑になって、夏に近付いていることが分る。

 
遅咲きのヤマツツジの花が散りぎわだ。
二人は初めての景色に喜んでいた。
 
10時半を過ぎ、避難小屋に向かう道が尾根から離れ、西に続いている。
今日は、少し変わった様子の山を味わってもらおうと、ルートを外れ、尾根を直登する。
薄っすらだが踏跡もある。
しかし、直登は傾斜がきつく、アキレス腱が伸びて辛い。
ブナの白い幹と新緑の緑とがとてもきれいだ。

 
途中で石尾根の登山道を横断する。
縦走路の方が人気とあって、この道には落葉が多い。

 

 
足元には笹はなく、育ちきったワラビとフキが所々に生えている。

 
ほどなく明るくなって、縦走路に合流する。
この道は高速道のように広く、稜線なので風もあり涼しい。
北側の谷にはガスがないが、鷹ノ巣山の山頂側はガスっている。
これではおそらく山頂でも景色は望めないだろう。

 
なだらかな道を少し進むと石の多い登りに変わる。
山頂直下、最後の登りだ。

 
するとほどなく山頂の石の山名標識が見えてきた。

 
11時3分、鷹ノ巣山 1736.6メートルの山頂に到着。
やはりガスで景色は見られなかった。

 

 
先客の登山者が2、3人いて、お弁当を広げていた。
記念写真を撮ったら、昼飯のためレジャーシートを広げる。
 
雲取山に並ぶ眺望の良さが定評の鷹ノ巣山でも、このガスにかなわない。

 
ちーちゃん手作りのおかずをほおばり、おにぎり2つをたいらげる。
その間、続々と登山者が登ってくる。
今朝、ダムの駐車場で見かけた年配の登山者も登ってきた。
榧ノ木尾根を登ってきたのだろう。かなり速いペースだ。
その他、大きなザックの登山者は雲取山からの縦走だろう。
 
日原側の道には、トラロープが張られ、「台風被害のため通行止め」と書かれていた。
道には落葉が溜り、違反者はいないようだ。

 

 
東側のモミの木に白い葉のマタマビを見つけた。
利貴の家は猫を飼っているので、教えてあげる。
 
山頂に45分ほどいたが、ガスは晴れそうもない。
登山者も多くなり、帰りの高速の渋滞を考え、このあたりで下ることにする。

 
受走路を下り、さっき直登した箇所を通過し、避難小屋まで下る。
途中、登ってくる登山者に声を掛ける。
バスで来たそうだ。ご苦労様でした。
山頂が混みだしたのは、バスで来た登山者が登ってきたからだ。
 
ログハウス作りの避難小屋は、昔と変わっていなかった。
内部もきれいだった。

 

 

 
トイレから帰ってきたちーちゃんが、トイレに電気も紙も無い。匂いもすごいとこぼしていた。
そう、山のトイレは、そういうものだ。

 
トラバースの道を進むと水場がある。
水量は豊富だ。

 

 
歩きながら、次はどこの山に行こうかと前向きの話になる。
話題は日帰り温泉の話しになり、奥多摩には4、5ヶ所あることを教える。
それなら今日行こうとなり、下山後、つるつる温泉に向かうことにする。

 

 

 

 

中間地点のモノレール駅で一休みし、14時に登山口に戻る。

 
車に乗ると御嶽駅を素通りして、青梅梅郷の先、新しくできた梅ヶ谷トンネルを超える。
つるつる温泉への近道だ。
久しぶり、親子で温泉につかる。
 

【編集後記】


天気が残念だった。
次はどこの山に行く?
 
それにしても、車は便利だなあ。
 
 ( ^^) _旦~~

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