横瀬山・持丸山
バリエーョンコース
Home > Index No.2 > 山行記録 2024年 No.10
アクセス・コースタイム
2024年8月2日(日) 晴れ
電車:京成高砂駅[4:55発]-関屋・南栗橋・下今市乗換え-
-新藤原駅[8:09着/8:17発]-湯西川温泉駅[8:30着]
京成157円+株主優待券780円+野岩鉄道520円
バス:湯西川温泉駅[8:55発]-サカシトンネル北[9:15着]
日光交通770円
徒歩:サカシトンネル北[9:30出]-尾根に乗る[9:55着]-
-標高1000m[10:15着]-三角の露岩[10:25着]-
-横根山[11:00着/11:10出]-コル[11:24着]-
-標高1300mのコブ[12:07着]-ポイント1312[12:23着]-
-コル[12:33着]-持丸山[12:58着/13:05出]-コル[13:35着]-
-ポイント1267[13:50着]-ポイント1096[14:15着]-
-標高1065m[14:20着]-舗装道[15:00着]-水の郷[15:12着]
水の郷日帰り温泉700円(市民以外)
ヒッチハイク:水の郷[16:40発]-湯西川温泉駅[17:00着]
ヒッチハイク:湯西川温泉駅[17:10発]-東武日光駅[17:45着]
電車:東武日光駅[18:13発]-下今市・南栗橋・押上駅乗換え-
-京成高砂駅[21:13着]
株主優待券780円
【はじめに】
山から少し遠ざかっていた。
二三日休みが取れたら新潟の山に行きたかったが休暇が取れず、日帰りならどこがいいか迷った。
結局、以前から目を付けていた湯西川温泉の手前、持丸山の近くの横瀬山に行くことにした。
ただし、この暑い最中、ヤブはどの程度か心配だった。
また、この頃クマ出没のニュースが毎日のように放映されており、それも心配だった。
それにしても今年の暑さは凄まじい。
それは低山も同じこと。
尾根は樹が生い茂り、風がなく、蒸し風呂のようだった。
下山して、湯西川温泉の手前、水の郷の温泉で汗を流す。ここは、源泉かけ流しだ。
同じ施設内の食堂で食事をする予定だったが、14時で閉店だった。
早すぎないか?
8月2日(木) 晴れ
久しぶりの東武線。田んぼの稲は青々と育ち、青空とのコラボは夏山気分満載だ。
今日も、日光の親子がお出向だ。
野岩鉄道の湯西川温泉駅に降りるのは、2018年2月に登った葛老山以来だ。
今日は平日。この駅で降りたのは、もちろん自分一人だ。
地下駅の階段を上り、道の駅湯西川に行ってみるも、開店前だった。
バスが来るまで時間を持て余す。
すでにこの時点で蒸暑く汗が滴る。
湯西川行きのバスは定刻より早く来てくれたから、冷房の効いた車内で涼しめた。
湯西川ダムをバスから眺める。
ダムの向こうの山が、今日登る横瀬山だ。
その後は川幅が広がった湯西川を眺めながらバスは進む。
川の水位がかなり低く、草木が生えない茶色い岸が見える。
特に今年は雪が少なく、梅雨になっても雨が降らず、ダムが干上がるもの無理はない。
給水制限にならないか心配だ。
ダムからは、いくつものトンネルが続く。
その6つ目、サカシトンネルの北側が今回の取付き点だ。
バスの運転手さんに無理を言って、バス停とは違う場所で降ろしてもらう。
もちろん、運賃は、その先の下水処理場までと同じ金額を払う。
バスを降りると仕事の電話が入り、10分ほど話をする。
9時半、気持ちを入れえ、登り始める。
取付きはガードレールの隙間から。
道無き植林の急な斜面を標高差130mほど登る。
登るにつれ、広葉樹が増える。
25分ほどで尾根に乗る。
額と背中は、汗でびっしょりだ。
今回のルートは、ヤマレコにも記録がなく(あるかもしれないが、無料会員のため検索ができないだけかも)、ヤブがどの程度か分らない。
尾根に乗って、下草が少ないことに一安心する。
途中、なん箇所か傾斜のきつい所を登る。
途中、露岩があったが、普通に登れる。
形が三角おむすびのようで面白かった。
山頂に近付き、前方の森が明るくなる。
11時ちょうど、横瀬山 1284.4メートルの山頂に到着。
山頂は樹に囲まれ、眺望は望めない。
三角点の石と日光山紀行の古い山名板があるだけだった。
ここでお昼のパンをひとつ食べる。
次の持丸山までは、100メートル前後のアップダウンが続く。
この先は、足元の笹が増えてくる。
下る途中に獣が土を掘った跡があった。
15分ほど下り、コルに着く。
この先から尾根は広くなり、笹が増える。
鹿の歩いた路を選んで歩く。
標高1300メートルを超えると笹が薄くなる。
それでも鹿の道を選んで進む。
ポイント1312に近付くと、鹿の路は尾根をそれ、トラバースしている。
鹿は、ピークを踏むことに興味がないようだ。
そこで、地図を見ながら、山頂の近くで、尾根に戻るため、急な斜面、ヤブ漕ぎして登る。
12時23分、ポイント1312の到着。
三角点の石は見当たらなかった。
蒸暑く、虫が多い。
ここから尾根は向きを変え、北西にコンパスを合わせる。
また、背の高い笹か篠が増える。
10分ほどでコルに着く。
コルから登り始めるとすぐに、大きな樹に林業で掛けたワイヤーロープが目に入った。
すでに年月が経ち、樹が飲み込み始めている。
その先に、大きなきのこがあった。
毒きのこか食べられるのかが分らず、そのままにする。
登りが始まると笹が増え、鹿の路を探しながら進む。
途中でヌタ場を見つけた。
急に緊張が高まる。急いで笛を吹く。
山頂に近付くと、笹は背丈ほどのなる。
笹ヤブでピークが分かりにくい。
分かりにくいはずだ、今まで持丸山に来たときは、すべて雪が積もっていたからだ。
少し回り込むと、ほんの少し開かれた山頂に山名板を見つけた。
13時、持丸山 1365.5メートルの山頂に到着。
ここで2回目のお昼のパンを食べる。
下りのルートは尾根の幅が広がるのでコンパスを正確に合わせからヤブに突入する。
背丈ほどの笹はすぐ無くなり、地図の等高線のとおり急斜面の尾根が始まる。
途中で、これから進むコブが見えた。進む方向が見えるとホッとする。
露岩のやせ尾根を通過する。
右は崖なので、左に進むと階段状に降りられる。
下りきるとコルに着く。
標高差170メートルくらい下ってコルに着く。
ここは風があって気持ちが良い。
一つ目のコブの登り
一つ目のコブ、展望なし。
2つ目のコブ、展望なし。
途中で、横瀬山から持丸山への尾根が見える。
露岩の脇を通過する。
3つ目のコブ、展望なし。
3つ目のコブのすぐ先が、ポイント1267。
ポイント1267から300メートルほど進んだ標高1195メートル付近で尾根は右に曲がるが、尾根が広くルートファインディングが難し。慎重にコンパスを確認する。
ルートが正しければ、尾根は狭まる。
14時15分、ポイント1096に到着。
展望はなし、虫が多い。
下る途中で、遠くの尾根が見えた。
おそらく田代帝釈山から黒岩山への尾根だろう。
14時20分、1065メートルから音は左に折れる。
ルートの見極めにコンパスを確認する。
下り始めるとすぐに岩場があり、慎重に下る。
(下りききって見上げる。)
やせ尾根を進むと、最後の急な下りが始まる。
標高1010メートル付近でルートが南西に折れる。
そのルートを見極めるためにコンパスを確認する。
急な斜面がしばらく続く。
急な斜面が終わり、舗装道脇の草地が見える。
15時ちょうど、舗装道にでる。
振り返って下ってきた尾根を見上げる。
樹が多く、はっきりとは見えないが、急な斜面だ。
少しすると、朝、登った横瀬山が見えた。
10分ほど舗装道を歩き、水の郷に到着。
ここの日帰り温泉で汗を流す。
アルカリ性の泉質で、つるつるする。
併設された食堂は、残念なことに14時で閉店だった。
バスの時間まで、まだ1時間以上もあるので、ここはヒッチハイクをトライすることにする。
止まってもらえそうな車が来たので、手を上げ、駅まで乗せてとお願いする。
湯西川温泉道の駅までならと、応諾いただく。
しかし、湯西川温泉駅に着くも、接続する列車がなく、もう一度ヒッチハイクをトライする。
今度は、尾瀬から帰って来られた登山者の車だった。
山の話しで盛り上がり、ナビを怠って、鬼怒川温泉近くまで来てしまった。
それなら高速に乗るのに都合がよいからと、東武日光駅まで乗せてもらった。
ヒッチハイクさせていただいた岸野さん、ありがとうございました。
【編集後記】
真夏の低山、それもバリエーションルートは、やめておいた方が良い。 今回の教訓!
( ^^) _旦~~