筑波山(おたつ石コース)

一般コース

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アクセス・コースタイム

2024年5/26(日) 晴れ
 
電車:京成高砂駅[6:48発]-白井[6:13着]
    北総617円
 
車:白井駅[6:25発]-つつじヶ丘駅駐車場[7:58着]
 
徒歩:つつじヶ丘駅登山口[8:05出]-つつじヶ丘[8:18着]-
   -弁慶茶屋跡[8:45着/8:55出]-女体山山頂[9:37着/9:42出]-
   -御幸ヶ原[10:00着/10:05出]-
   -男体山山頂[10:20着/10:30出]-
   -御幸ヶ原[11:15着(昼食)12:36出]-
   -女体山山頂[12:55着/13:00出]-弁慶茶屋跡[13:33着]-
   -つつじヶ丘[13:55着/14:17出]-つつじヶ丘駅登山口[14:26着]
 
車:つつじヶ丘駅駐車場[14:40発]-自宅[17:25着]
  

【はじめに】

百名山のひとつ、筑波山に始めて登った。
千葉ニュータウンの白井に住む息子夫婦の誘いがなかったら、おそらく登ることはなかっただろう。
しかし、登ってみると奇岩と展望の良さは、山登りの楽しさをう味わわせてくれる楽しい山だった。
ルートがいくつもあり、リピートするのも分るような気がする。
 
今回のコースは、つつじヶ丘駅から弁慶茶屋跡を経由する「おたつ石コース」で、一番登りが少ない。

 

5月26日(日) 晴れ

息子夫婦と駅前ロータリーで待ち合わせ、車で登山口に向かう。
 
平野にあってピラミッドのような双頭の山頂は、かなり遠くからでも見つけられる山だ。

 
山腹から筑波山神社の大鳥居の前を通り越し、うねうねと登る道を走ると自転車が多いことに気付く。
サイクリストにとっても、この筑波山は、おもしろいルートなのだろう。

 
8時、つつじヶ丘駐車場に着いた。日曜日だが車はまだ少ない。
登山靴に履き替え、すぐに出発する。

 

 
息子の利貴が履いている靴は、十数年前に買ってあげた本革の登山靴。
嫁さんのちーちゃんには、自分が以前履いていたモンベルの軽登山靴、サイズが合うというのであげたものだ。
 
コンクリートの階段を登ると10分程で展望の良い広場、つつじヶ丘を通過する。
その後は日差しを遮ってくれる雑木林の中の道を行く。

 
風はほとんどなく、すぐに汗が噴き出る。
ウグイスなどの鳥の声がたくさん聞ける。
 
利貴は大汗をかいて暑そうなのでシャツを1枚脱がせる。
そして少しペースを落として歩く。
それにしても、丸太の階段は歩き難い。

 
50分ほど歩くと、ちょうど良い所に大きな東屋がある。長椅子に座り一休みする。
ここは、筑波山神社から登るルートの合流点、登山者が多い。
杉の間からつくば市内と、まわりの田畑が見える。
薄曇りで、遠くを見渡せないのが残念だ。

 
東屋をあとにすると、すぐに「弁慶七戻り」に着く。
上に乗った石は、今にも落ちそうだ。
入る時より、くぐった後に振り返って見た方がそう見える。

 
その先には、木造の小さいが精巧な祠がある。
稲村神社、今日の無事を祈願する。
この辺りから大きな石の道が始まる。

 
次は、「母の胎内くぐり」、しゃがんで一回りする。

 
ただの山道ではないところがおもしろい。

 
その先には、陰陽石、国割石、出船入船、裏面大黒の奇岩を見ながら登る。

 

 

 
女体山が近付くと登り坂になる。
道には石が多く、ヤマツツジが所々に咲いていて楽しい。
左手からロープウエイが通過する音が聞こえる。

 

 
銀色のクサリが掛かった箇所を登りきると山頂は近い。
 
駐車場から1時間半、祠と太鼓橋が見えた。

 
9時37分、女体山 875.7メートルの山頂に到着。

 
先端の大仏岩まで行ってみる。
眼下にはつくば市街と田んぼが広がる。
日光の山に行く時は、東武線の窓から、朝日に浮かぶ双頭の筑波山を見た。
残念ながら今日は霞がかかり、日光の山も、富士の山も見られなかった。
それでも普段見られない眺望を楽しめた。
登山者のなかには、外国人も多い。さすが世界の筑波山。

 

 

 

 

 
女体山を辞し、石段を下るとすぐに、ロープウェイの山頂駅の分岐着く。
ロープウェイで来た観光客でごった返している。

 
NTTの電波塔を右に見ながら、御幸ヶ原のコマ展望台向かう。
緑の中、鳥の声が心地良い。

 
途中、ガマ石があるが、行きは見逃ししてしまった。
 
セキレイ石には、茶屋がある。
土産物に可愛い石が売られていた。

 

 
女体山から20分ほどして、ガマの油売りの口上が聞こえてきた。
 
急に視界が開け、御幸ヶ原に着く。
左に展望台、右に土産物店、そして正面に男体山が見える。
広場の左手がバーナーエリアで、コンロはここでしか使えない。

 

 
トイレ休憩して、男体山に向かう。

 
御幸ヶ原から15分ほど登ると女体山と同じような祠が見えてくる。
 
10時20分、男体山 871メートルの山頂に到着。
ここでも眼下の眺めを楽しむ。
手摺の下には、晴れた見える展望写真が貼られていた。
 
5月の日差しはとても暑く、かつ風がなかったので、山頂の展望台はとても涼しかった。

 
山頂を辞して周遊コースに向かう。
コースは、筑波山親善研究路と名付けられ、解説板が設置されている。
筑波山に生きる動植物について知識が得られる。
 
下り始めるとすぐに大学の研究棟がある。少しモダンな建物で歴史を感じさせる。
その脇に、食虫植物に似た草が生えていた。
そばにいた男性が、ウマノスズクサだと教えてくれた。

 
少し下ると東屋があり、整備された道に合流する。
 
途中、コースから外れたところに大岩があり、そこが静かな展望台になっていた。
人混みを避け、ここで昼休みにするのも良いと思う。

 

 

 
道は若干下りながら進み、「大石重ね」に着く。
しかし、こんなにも平らな石を良く見つけてきたものだ。

 

 
「大石重ね」のすぐ先は、薬王院コースとの分岐で、左に登る道が本コースだ。
コースの北側は、セミの声を聞きながら歩く。
 
11時15分、御幸ヶ原に戻ってきた。
さっそくバーナーエリアに陣取り、お昼にする。
今回、利貴たちとの山行を盛り上げようと、豚汁を用意した。
「まいばすけっと」で仕入れた豚汁の具に100均の豚汁の味噌汁を使って作る。
冷凍にしておいた柚子の皮がアクセントだ。
さらに、自然研究路を歩いている時に見つけた山椒の新芽を薬味に加える。
ちーちゃんが作ってくれた竹輪の磯部揚げとスパム炒めも美味しくいただく。

 

 
広場は、ケーブルカーで来た観光客と登山者が、右へ左えとぞろぞろ歩いていく。
そこに白装束に脇差の男性が現れた。
ガマの油の口上が、また始まった。
観客は、観光客2人と子供の3人だけだった。
 
食後のコーヒーのあと、広場に並ぶ土産物屋を物色する。
利貴たちは、Tシャツを買っていた。
 
12時半過ぎ、下山する。
登りの時より登山者が多い。この山は、それほど早出しないで楽しめるのだ。
 
登りで見逃したガマ石の前を通過する。

 
帰りも女体山の山頂に寄る。
朝より人が多く、大仏岩の前には、行列ができていた。
順番待ちして、眺望を楽しむ。
 
山頂からの下りは、家族連れも多く、岩場では渋滞ができていた。
登りより、かえって時間がかかるのではないだろうか。

 
弁慶茶屋跡の東屋には人が多く、座る場所すらなかった。
 
石の道は、楽しい。
スタスタ下って、つつじヶ丘の東屋で、休憩を取って、ここでおやつの残りを平らげる。
ここから駐車場までは、すぐそこだ。

 
 

【編集後記】


バリエーションばかり歩いていると、登山者に一人も会わないことがある。
筑波山は、都内の街中を歩いているぐらい人がいて、それはそれで、こういう山だと思って楽しめた。
でもきっと、一人では行かないだろう、自分は。
 
 ( ^^) _旦~~

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