山行記録 2013年 No.7 | |
11月2(土)〜3日(日) 忘年会山行 ホテル泊 | |
秩父 両神山(1723m) 中級コース | |
アクセス ・ コースタイム |
![]() クラブの忘年会山行を計画し、今年は秩父の農園ホテルに泊まり、次の日は両神山(1723m)に登った。 福田さんが風邪で不参加になり、残念だったが、想定外のことが良い方に繋がったり、一期一会の出会いがあったりと、秋の良い旅だった。 ( ^^) _旦~~ |
11/2(土) 「池袋」に15時に集合し、特急ちちぶに乗車。 残念ながら今回の忘年会山行に、福ちゃんの姿はない。 直前に風邪をひき、今年手術をしたばかりなので、安全をみて不参加とな った。 1時間ちょっとで西武秩父駅に到着。送迎バスで「農園ホテル」へ向かう。 連休とあってホテルは満室とのこと。ロービーも人が多かった。 格安の特別プランのためか部屋は本館ではなく、別館に案内された。 建物はマンション風。部屋は1LDKタイプ。 聞くと、リゾートマンションを買い取って部屋にしたとか・・・。 ![]() 夕食の時間まで風呂に行った。温泉だが沸かし湯とのこと。 中くらいの広さの浴槽に、小さな露天風呂とサウナが付いている。 浴槽にはジェットバスが付いている。 風呂を出ると座敷があって、男女別に出てきても待つことが出来る。 入口には冷水器があって、風呂上がりには嬉しい。 19時から「レストラン秩父路」でバイキングの夕食。 和・洋・中、そしてホテル自慢のオーガニック野菜のサラダ。 いやしいかな元を取ろうと普段の倍以上食べる。 ホテルのハウスワインを瀬尾さんと二人で1本空ける。 11/3(日) 小暮さんは、早起きして温泉を浴びるが、みんなはぎりぎりまで熟睡。 7時に始まる朝食バイキング。ここでも腹いっぱい食べる。 ![]() レストランから市内はもちろん、山も良く見える。 写真の真中に両神山が大きく見え、その右に秩父二子山の山頂だけが見える。 ![]() ![]() 8時に予約したタクシーが来て、運転手さんから行き先を聞かれると、大谷口より別の登山口の方がいいと勧められる。 そこは事前予約が必要な場所なのだが、運転手さんが、その方(山中豊彦さんこと、トヨちゃん)と お友達とのこと。すぐさま電話で話を付けてくれる。 車は登山口へと向かうが、事前に料金を確認すると1万ぐらいとのこと。 しかし、登山口手前でメーターは1万円を超えてしまった。 すると運転手さん10980円の所でカウントを止めてくれた。なんて優しい人なんだろう。 地元の人らしく、途中でも秩父の面白いこと、自分の趣味(野鳥の写真)のこと。いろんな話に花が咲いた。 約1時間後に登山口に着く。既に10代以上の車が停まっている。 早速、電話の相手、トヨちゃんから細かい注意事項を聞き、必ずピストンで戻るよう地図を渡される。 ![]() ![]() ![]() しかし、自分達は「日向大谷口」にこだわりがあり、下山路を変えたいとお願いすると、特別にと応諾してもらえた。 そこで、地図をお返しし、環境整備料(協力金)一人1000円を渡した。 代りに両神山(100名山)のバッチをもらった。 ![]() トヨちゃん、そして運転手さんに無理をお詫びし、9:15出発。 紅葉は、気候のせいか鮮やかではないが見ごろを迎え、落ち葉が山を道を埋め尽くしていた。 6分程度で林道が終わり、沢沿いの登山道に変わる。 道は良く整備されて崩れているところはなく、沢には景観を壊さない木で出来た橋が掛かっている。 更に10分で「昇竜の滝」に着く(9:33)。15mぐらいの滝で釜もとてもきれいだ。 ![]() 「大又」では左の沢に進む。 その先は、広葉樹林と苔むした岩の織りなす渓谷を縫うようにして標高を稼ぐ。 ![]() ![]() 「オオドリ河原」に10:23着。ここで一本(10分休憩)。 ![]() ここから山腹を巻くように進み、小さな尾根に出る。 ![]() ![]() 尾根から九十九折りの登りに変わる。 ![]() 右手(北側)には、「のぞき岩」の大きな岩壁が、紅葉した木々の間から見える。 落ち葉の絨毯から笹原にと変わると傾斜は緩やかになり、視界が開けた「ブナ平」に着く(10:33)。 ここで一本(10分休憩)。丸太がベンチの代りになり、休憩にはちょうど良い。 ![]() 更に進み「夢見平」を通過。 ![]() この辺りの林が途切れた個所から、「のぞき岩」が真正面に見える。 紅葉もきれいだ。 ![]() そして道はトラバースぎみになり、左手には尾根が見える。 ![]() この周辺には「山葡萄」の蔓が多く、房は無くなっているが、落ちた実をいくつも見つけた。 完熟して半分甘くて半分すっぱい。実は小さいのに種が大きい。 ![]() ![]() 11:35 梵天尾根に出る。 ![]() ![]() ここから尾根を北に進むと、すぐに「清滝」からの道に合流する。 この分岐には、トラロープが張られ、一般登山者は入れなようになっている。 「清滝」からの登山者に、どこから来たと聞かれる。 ロープをくぐり、一般道へ。 ![]() ここから、岩尾根に変わり、木の渡し板、クサリ場1ヶ所ある。 ![]() ![]() ![]() 渋滞で少し時間が掛かったが山頂に到着(11:45)。 ![]() ![]() 狭い尾根、山頂は、週末の山道具屋の店内みたいに混雑し、立っている場所を確保することも困難な状態。 ![]() ![]() 山頂には石の祠と、「両神山」と「日本百名山」の看板。石碑と国土地理院の石杭。360度展望図の銅版がある。 ![]() 今日の「富士山」は、山頂に傘を被っていた。 ![]() 「武甲山」から「雁坂」「甲武信ヶ岳」「金峰山」そして「八ヶ岳」まで見渡せる。 ![]() 山頂から北には「八丁峠」への尾根が紅葉に彩られていた。 ![]() これから下る「清滝」側の景色。 ![]() 人をかき分け「日本百名山」の看板の前で記念撮影。 そして、せわしいかな、すぐさま下山。 ![]() さっきの合流点にベンチが1つ。そこも人がいて、お昼を広げる場所はどこにもなく、仕方なく「清滝」側に下る。 ![]() クサリとロープが掛かった3m程の岩を降り、旧道(廃道)の入口でお昼を取った(12:10〜12:40)。 ![]() 正面には「奥秩父」の尾根が見渡せる。 ![]() 出発すると、早速岩場が現れる。 ![]() ![]() 切れ落ちた狭い道を抜けると、若干登り返し、「両神神社」に到着(13:00)。 ベンチもあって、休憩するには良い。 ![]() ![]() ここから5ヶ所(たぶん)ぐらいクサリ場があり、下る人と登る人で渋滞し、10人ぐらいが順番待ちしている。 ![]() 最初のクサリ場が5m程度(13:10)。 ![]() ![]() その後はクサリを使うほどではない。 ![]() ![]() ![]() 場所により急な下り、切れ落ちた斜面の狭い道があり、小屋に掲示されていたが遭難事故、死亡事故が多いのが分かる。 ![]() 「産体尾根」と書かれた看板で、尾根から斜面歩きに変わる。 ![]() ![]() 九十九折りに下ると「清滝小屋」に到着(13:40)。ここで一本(20分休憩)。 大きなベンチと水場、水洗トイレがあり、人が沢山いる。 ![]() ![]() ![]() ![]() 小屋はかなり前から無人で、中は広くきれいに使われている。 ![]() ![]() 14時ちょうどに出発。 急な下りで始まり、すぐ、「弘法之井戸」に着く。 ![]() その先は「薄川」沿いに道は続く。 ![]() ![]() 信仰の山だけあって各所に石碑や石仏が置かれている。 ![]() 沢を4回渡り、少しおいて5回目の沢を渡ると「会所」に着く(15:05)。 広くてベンチがあり、ここで一本(10分休憩)。 ![]() ここから登り気味の山腹の道になる。 歩き初めてすぐに「七滝沢コース」からの道と合流。 杉林の暗い道。一ヶ所、クサリ場があるが問題ない。 ![]() そろそろバス停、という所に小さな神社があられる。 ![]() そこからすぐコンクリートの石垣が現れ、そこが「日向大谷口」の部落だ。 山腹には「両神山荘」があり、登山者の出入りが多い。 ![]() ![]() 山荘の前から舗装された林道になり、すぐ下にバス停が見える。 近道をしてバス停に到着(15:50)。 時刻表を見ると、15:10発のバスの後は、17:20となっていた。 事前にバスに時間を見てこなかった我々は唖然。 東屋に先客がいた。聞くとバスに15分間に合わなかったとのこと。 自分達よりもっと悲しい。 悲しいよしみで話し込むと、山は初心者とのこと。 2年前に「屋久島」に登って以来、百名山を登っているらしい。 小暮さんが得意とする分野。話が盛り上がる。 ![]() バス停の前に移動し、順番待ち。 待っているうちに雨がぱらつき、時間と共に辺りが暗くなった。 初心者さんに、何気に雨具とライトは持っているかと聞くと、どちらも無いと言う。 下山したらすぐに買った方が良いとおせっかいを焼く。 バス待ちの登山者は20人ぐらいになった。 時間より遅れバスが到着。 なんとか4人と初心者さんは座ることが出来た。 5分ほど遅れ17:25バスは出発。 30分ほどで「駅の道 両神温泉 薬師の湯」に到着。 ここで「西武秩父行き」に乗り換える人は下車。 このバスは「三峰口」行き、自分達はそのまま駅まで。 18:20「三峰口」駅着。400円を払い下車。 しかし、この時、既に電車は出たばかり。 次の18:57 秩父線に乗車(430円)。 19:18に「御花畑」着。ここで初心者さんとお別れ。 走って「西武秩父」へ。19:25発 特急ちちぶに滑り込む。 航空ショーの影響で20分の遅れ、21時過ぎ「池袋」駅に到着。 山田うどんで下山祝いし、解散。 |
【編集後記】 初心者さんと話していて思った。山って、技術が大切だなぁって。 (#^.^#) |
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