山行記録 2014年 No.4
4月5日(土) 日帰り山行

日光 茶の木平 (1600m) 初級コース
 

アクセス・コースタイム
 
4/5(土)
電車:高砂駅[5:53]−北千住駅[6:31]−東武日光駅[8:25着](\1358)
バス:東武日光駅[8:38発]−レイクサイドホテル前バス停[9:20着](\1150)
徒歩:レイクサイドホテル前バス停[9:30発]−茶の木平[11:10着/11:20発]−
    展望台[12:20着](昼食)[12:45発]−ゲート[13:45着]−
    中禅寺温泉[14:25着]
バス:中禅寺温泉バス停[14:30発]−清滝バス停[15:15頃着](\1050)
    日光東照宮 参拝・見学
電車:東武日光駅[17:39発]−北千住駅[19:53着](\1358)
 
※東武線は、金券ショップで株主優待券を900円で購入。
  バスはフリーパス(2000円)があることを後で知る。残念。

 アイゼンを新調した福ちゃんのために、雪の残る山を誘った。
日光の鳴虫山(標高1100m)が手頃かと思ったが、日光駅に着くと(鳴虫山には)雪が残っているように見えない。そこでコースを変更し、中禅寺温泉から半月山(1763m)を目指すことにした。
予想通り、登山道は雪が多く残り、新調したアイゼンの手ごたえを満喫することができた。
しかし、氷点下の気温と強風。それから病み上がりの福ちゃんの体調を考え、途中の林道で下山することにした。
代わりに日光東照宮をお参りし、平成の大修理中の三仏堂を見物して帰った。楽しい一日だった。
(*^^)v
 
 
日光が近づくろ「男体山」や「女峰山」の雪をいただいた山並みが見られる。
標高の高い山は予想通りの積雪だが、予定した「鳴虫山」に雪が残っているか心配だ。
電車の中で地図を広げ、「半月山」に変更する提案をする。
東武日光駅に着き、すぐバスの時間を調べると、ちょうど10分後に「中禅寺温泉」行きがあった。
 
朝、東京も雲が多かった。天気予報は晴れの予想だったが、日光でも同じだった。
たまに日差さすと温かいが、曇ると風が冷たい。

 
バスは、「第二いろは坂」の登り標高を稼ぐ。
それに合わせ富士山のような「男体山」が、間近に迫って来る。
「レイクサイドホテル」前で下車し、ホテルとトイレを借りてから出発した。
風が強いので、雨具を脱がずに歩き始める。
回りには除雪した雪が山に様に積まれている。やはり日光、まだまだ気温が低い。

 
ホテルを過ぎると「茶の木平」への登山口がすぐ見える。
木の階段から、すぐに尾根の左へ巻く。

 

 
最初は、雪と落ち葉が交互に現れたが、すぐに雪一面に変わる。
そこで福ちゃんは、新調した「グリベル」のアルミ製アイゼンを出し、
早速、雪の感触を確かめる。
気温が低いのが幸いして、腐った雪でも壺足にならず、
雪面にアイゼンの歯が気持ちよく刺さる。
 
 
途中、開けた斜面に出た所で夏道が見えなくなり、ルートを探す。
そこを通過すると、尾根の左斜面に夏道がある。
「茶の木平」手前で一旦尾根に上がるが、そこはトレースが無く、
直登でルートに合流する。
尾根に出ると、そこは吹き溜まりで、雪庇(せっぴ)まで出来ている。
 
 
樹木が少なくなると、「茶の木平」は近い。
 
歩き始めて1時間40分。コースタイムの1.5倍ぐらい掛かり到着。
「白根山」は雲に隠れていたが、「男体山」は裾野から山頂まできれいに見える。

 
「中禅寺湖」の先に「白根山」と「男体山」。

 
「男体山」のすぐ右には「大真名子山」。その右には「女峰山」と「赤薙山」
積雪量も多そうだ。

 
「茶の木平」は、シラビソやシラカバが多く、きれいな樹林だ。
「自然植物園」の地名もあり、雪解け後はきれいな草花が見られることだろう。
 
「自然観察教室」の標識の所で一本。
気温と風で、煙草の火がなかなか点かない福ちゃん。


 
このころ、雲は減り、青空が広がってきた。気持ちの良い空を目に焼き付ける。



 
尾根沿いに進めばアスファルトの林道に出られる。はず・・・
雪が締まり、アイゼンで快調に進む。
樹林帯が風を防いでくれるので寒さは感じられない。
トレースが無いので、雪面を思い思いに歩く。
時々、赤いテープを発見するが、ほとんど無いに等しい。
 
30分程歩いたところでルートが違うと気づく。
地図を出し調べると、右の小さな尾根を下るの正規のルートだった。
そこで、雪の斜面をトラバース。これが夏だったら、藪と土の斜面で、
簡単にはいかなかっただろう。
でも、夏なら道も見えるの、ルートを間違うこともないだろう。


 
正規のルートに戻ると夏道がはっきりとしていて、安心した。
すぐ先に展望台が現れた。
ここからの景色も最高だった。


 

 
展望台を下るとすぐ、アスファルトの林道にでる。
除雪も完了していて、連休ごろにはバスが走る。
道路を渡り、更に半月山へのルートが見える。と、ここでお腹がすいて来た。
今日は、福ちゃんがお弁当を作って来てくれた。
アスファルトの上は、太陽の熱を吸収し温かい。マットを敷いて、二人で昼食。

 
そこで今後のタイムスケジュールを練り直す。
今日はコースタイムを1.5倍で歩いているので、この後、1時間10分のコースを進むと
山頂には3時過ぎになる。
そこで潔く下山を決め、バスを途中下車して日光東照宮にお参りすることにした。
 
林道はくねくねと曲り、長いアルバイトだった。
風も強く、アイゼンに着いたザラメ雪が、カチカチの氷になるくらい気温が低い。
 
林道を3/4ほど過ぎるとゲートに着く。車が数台停まっていた。
どうやら湖で釣りをする人がいるみたいだ。
 
その先、「立木観音」辺りからレストランや釣り宿が多くなる。
市営のトイレも3ヶ所ぐらいあったが、1ヶ所以外、冬季閉鎖だった。
バス停がある「中禅寺温泉」手前で「男体山」を一枚。

 
やっと「中禅寺温泉」に付くと、バスの時間がちょうど5分後だった。
バスの中は暖房が効いていて、思わず二人、睡魔に襲われる。
気づくと「西参道」のバス停を出たところ。あわてて次の「清滝」で下車する。
 
表参道の石畳は、観光客も少ない。(駐車場を使う人は、ここを通らない。)
修理中の三仏堂を通過し、東照宮に向かう。

 
筑前藩主「黒田長政公」が奉納したと言う石鳥居をくぐると、
立派な五重塔が目に入る。
心柱が浮いた作りになっていて、スカイツリーの耐震設計のヒントになったとか。
 
「東照宮」は拝観料1300円。時間的に全てを見学するのは無理。
手前で参拝して、「三仏堂」に移動。

 
平成の大修理中の「三仏堂」は、大きな仮設建物にすっぽり囲まれ、
現在の建築技術に驚かされる。
400円の見学料で、仮設建物の7階から屋根が外された建物と、
仏像や仏具を間近で見学でいる。
また、木造建築の技術の凄さも、この時にしか見られないかもしれない。
ちなみにこの工事は2020年に終了するらしい。
東京オリンピックを意識したスケジュールなのだろうか?
 
 
「三仏堂」の裏手に庭園があり、その池に水芭蕉を発見。
まだ小さいが、白い可憐な水芭蕉にちょっと得した気分になった。

 
 
【編集後記】
 駅の売店で「レモン牛乳」を見つけお土産に買ってきた。
 レモン風味の牛乳で美味しい。
 
 ( ^^) _旦~~
 
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