山行記録 2014年 No.4 |
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4月5日(土) 日帰り山行 | |
日光 茶の木平 (1600m) 初級コース |
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アクセス・コースタイム |
![]() 日光の鳴虫山(標高1100m)が手頃かと思ったが、日光駅に着くと(鳴虫山には)雪が残っているように見えない。そこでコースを変更し、中禅寺温泉から半月山(1763m)を目指すことにした。 予想通り、登山道は雪が多く残り、新調したアイゼンの手ごたえを満喫することができた。 しかし、氷点下の気温と強風。それから病み上がりの福ちゃんの体調を考え、途中の林道で下山することにした。 代わりに日光東照宮をお参りし、平成の大修理中の三仏堂を見物して帰った。楽しい一日だった。 (*^^)v |
日光が近づくろ「男体山」や「女峰山」の雪をいただいた山並みが見られる。 標高の高い山は予想通りの積雪だが、予定した「鳴虫山」に雪が残っているか心配だ。 電車の中で地図を広げ、「半月山」に変更する提案をする。 東武日光駅に着き、すぐバスの時間を調べると、ちょうど10分後に「中禅寺温泉」行きがあった。 朝、東京も雲が多かった。天気予報は晴れの予想だったが、日光でも同じだった。 たまに日差さすと温かいが、曇ると風が冷たい。 ![]() バスは、「第二いろは坂」の登り標高を稼ぐ。 それに合わせ富士山のような「男体山」が、間近に迫って来る。 「レイクサイドホテル」前で下車し、ホテルとトイレを借りてから出発した。 風が強いので、雨具を脱がずに歩き始める。 回りには除雪した雪が山に様に積まれている。やはり日光、まだまだ気温が低い。 ![]() ホテルを過ぎると「茶の木平」への登山口がすぐ見える。 木の階段から、すぐに尾根の左へ巻く。 ![]() ![]() 最初は、雪と落ち葉が交互に現れたが、すぐに雪一面に変わる。 そこで福ちゃんは、新調した「グリベル」のアルミ製アイゼンを出し、 早速、雪の感触を確かめる。 気温が低いのが幸いして、腐った雪でも壺足にならず、 雪面にアイゼンの歯が気持ちよく刺さる。 ![]() ![]() 途中、開けた斜面に出た所で夏道が見えなくなり、ルートを探す。 そこを通過すると、尾根の左斜面に夏道がある。 「茶の木平」手前で一旦尾根に上がるが、そこはトレースが無く、 直登でルートに合流する。 尾根に出ると、そこは吹き溜まりで、雪庇(せっぴ)まで出来ている。 ![]() ![]() 樹木が少なくなると、「茶の木平」は近い。 歩き始めて1時間40分。コースタイムの1.5倍ぐらい掛かり到着。 「白根山」は雲に隠れていたが、「男体山」は裾野から山頂まできれいに見える。 ![]() ![]() 「中禅寺湖」の先に「白根山」と「男体山」。 ![]() 「男体山」のすぐ右には「大真名子山」。その右には「女峰山」と「赤薙山」 積雪量も多そうだ。 ![]() 「茶の木平」は、シラビソやシラカバが多く、きれいな樹林だ。 「自然植物園」の地名もあり、雪解け後はきれいな草花が見られることだろう。 「自然観察教室」の標識の所で一本。 気温と風で、煙草の火がなかなか点かない福ちゃん。 ![]() ![]() このころ、雲は減り、青空が広がってきた。気持ちの良い空を目に焼き付ける。 ![]() ![]() ![]() 尾根沿いに進めばアスファルトの林道に出られる。はず・・・ 雪が締まり、アイゼンで快調に進む。 樹林帯が風を防いでくれるので寒さは感じられない。 トレースが無いので、雪面を思い思いに歩く。 時々、赤いテープを発見するが、ほとんど無いに等しい。 30分程歩いたところでルートが違うと気づく。 地図を出し調べると、右の小さな尾根を下るの正規のルートだった。 そこで、雪の斜面をトラバース。これが夏だったら、藪と土の斜面で、 簡単にはいかなかっただろう。 でも、夏なら道も見えるの、ルートを間違うこともないだろう。 ![]() ![]() 正規のルートに戻ると夏道がはっきりとしていて、安心した。 すぐ先に展望台が現れた。 ここからの景色も最高だった。 ![]() ![]() ![]() 展望台を下るとすぐ、アスファルトの林道にでる。 除雪も完了していて、連休ごろにはバスが走る。 道路を渡り、更に半月山へのルートが見える。と、ここでお腹がすいて来た。 今日は、福ちゃんがお弁当を作って来てくれた。 アスファルトの上は、太陽の熱を吸収し温かい。マットを敷いて、二人で昼食。 ![]() そこで今後のタイムスケジュールを練り直す。 今日はコースタイムを1.5倍で歩いているので、この後、1時間10分のコースを進むと 山頂には3時過ぎになる。 そこで潔く下山を決め、バスを途中下車して日光東照宮にお参りすることにした。 林道はくねくねと曲り、長いアルバイトだった。 風も強く、アイゼンに着いたザラメ雪が、カチカチの氷になるくらい気温が低い。 林道を3/4ほど過ぎるとゲートに着く。車が数台停まっていた。 どうやら湖で釣りをする人がいるみたいだ。 その先、「立木観音」辺りからレストランや釣り宿が多くなる。 市営のトイレも3ヶ所ぐらいあったが、1ヶ所以外、冬季閉鎖だった。 バス停がある「中禅寺温泉」手前で「男体山」を一枚。 ![]() やっと「中禅寺温泉」に付くと、バスの時間がちょうど5分後だった。 バスの中は暖房が効いていて、思わず二人、睡魔に襲われる。 気づくと「西参道」のバス停を出たところ。あわてて次の「清滝」で下車する。 表参道の石畳は、観光客も少ない。(駐車場を使う人は、ここを通らない。) 修理中の三仏堂を通過し、東照宮に向かう。 ![]() 筑前藩主「黒田長政公」が奉納したと言う石鳥居をくぐると、 立派な五重塔が目に入る。 心柱が浮いた作りになっていて、スカイツリーの耐震設計のヒントになったとか。 「東照宮」は拝観料1300円。時間的に全てを見学するのは無理。 手前で参拝して、「三仏堂」に移動。 ![]() 平成の大修理中の「三仏堂」は、大きな仮設建物にすっぽり囲まれ、 現在の建築技術に驚かされる。 400円の見学料で、仮設建物の7階から屋根が外された建物と、 仏像や仏具を間近で見学でいる。 また、木造建築の技術の凄さも、この時にしか見られないかもしれない。 ちなみにこの工事は2020年に終了するらしい。 東京オリンピックを意識したスケジュールなのだろうか? ![]() ![]() 「三仏堂」の裏手に庭園があり、その池に水芭蕉を発見。 まだ小さいが、白い可憐な水芭蕉にちょっと得した気分になった。 ![]() |
【編集後記】 ![]() レモン風味の牛乳で美味しい。 ( ^^) _旦~~ |
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